”寝る”ではなく”寝ている”という表現にするための工夫

首肩こり

首肩こりの原因を枕だと考える人は多く、よく質問されます。

慢性症状がある一つの原因で生じていると考えられることは
まず無いと言い切って良いと思いますが
首肩こりの一つの原因が枕にあるかどうかは正直わかりません。

枕が一つの原因ならば、色んな枕を使ってみて
首肩こりが軽減されるものに辿り着けば正しいと言えます。

この質問を受けて、尋ねるのが、寝入りと寝起きの姿勢です。

寝ている間の記憶はほぼないと言って良いでしょうが
寝入りと寝起きが同じならば、寝返りをしていない
つまり、数時間同じ姿勢で動いていない可能性があると思います。

起床時、体が痛いと訴える人がいます。

我が子を朝起こすとき、前日どんなに運動していたとしても
体が痛いという訴えはありません。

これを歳のせいで片づけるのは安易です。

筋骨格が相対的に硬くなるというのは歳のせいと言えます。
しかし、硬さは痛みを表現する一つのスケールではありますが
必ず、硬い=痛いにはなりません。

こどもは寝ている間、縦横無尽に寝返りをします。
隣で蹴られて目を覚ますこともしばしばです。

この寝返りは脳がゆっくり休めている証しで
深い眠りであるほど姿勢や位置の認識ができなくなるためだそう。

他、これは私の勝手な推論ですが、同じ姿勢で長くいると血流が停滞するので
本能的に動くことで全身に血液を送っているのではないかと想像しています。

だとすると、歳を重ねるごとに寝返りしなくなるのは
脳に休みを与えていないこと(休めていないとい表現ではなく)
血流停滞を問題と体が認識しなくなりつつあること
と捉えることができるのではないかと思っています。

私は脳(心)と体はおよそ50/50の使用頻度が好ましいと思っているので
移動は車、家事は家電など現代社会の運動損失は
どこかで補填しなければ良好な状態は保てないと思います。

また、こどもの寝返りが体を機能的に保つためのものならば
動き続けることで体の機能は維持され、良い姿勢と機能的な姿勢は異なると考えます。

慢性痛やスポーツ障害(over use)が同じ姿勢(動き)の高い再現で起こるならば
身に刷り込まれた、慣れた瞬間からわずかな変化をつけ
客観的には同じに見えても自分の中では少し違うという
パターンを幾通りか持つことが解決策になるのではないかと思っています。

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