トレーナー

陸上

週末、母校後輩に同行し陸上日本インカレに行きました。
大学生の全国大会、大学日本一を決める大会です。

学生時、私がこの大会に出場することはできませんでしたが
当時チームメイトに同行して約30年が経ちます。

日常を繰り返していると、やりたいことが話すだけで終わり
人生を終えると思ったとき、行動しなければ後悔することが
容易に想像できたので、立場が変わり、この度、満を持して同行しました。

この機会を求めて今の仕事に就いたわけではありませんが
ぼんやりと陸上に関わりたいと思っていました。

トレーナーは現場で選手の心身のケアを行う
漠然とした職責は20年で徐々に明確になっていきました。

私が思う理想のトレーナー像は、選手の競技以外を多く知り
また選手も私のことを良く知っている間柄であるということです。

味わったことがない緊張下、ケアをする、声をかけるよりもその先
存在が邪魔にならず、いるだけで安心する、これが究極です。

長くとはいっても数年、彼らと時間を共有し
なので、少しは役に立てるのでは?と思いました。

真意は彼らに問わなければわかりませんが、同行3日間
初日の失敗を精査し、次の日に活かせたといえる結果になったことは
目標達成に届きませんでしたが清々しい気持ちになりました。

現地で現役時お世話になった方とも再会でき
人生のやり残しを減らすことができました。

チームスタッフ、選手、岡山に残った選手
全てに与えていただいた機会に感謝し
次戦以降も引き続きサポートしたいと思います。

2024日本学生陸上競技個人選手権大会

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週末、2024日本学生陸上競技個人選手権大会が
神奈川・レモンガススタジアム平塚で開催されました。

チームスタッフを務める岡山商科大学から
男子100m4年松浦大雅、女子100mH1年鳥丸沙葵が出場。

松浦、大学史上初、全国大会短距離種目決勝進出(5位入賞)
予選10”39(+1.8)はPB、大学新記録。

鳥丸、B決勝6位。
追風参考(+3.9)ながら13”59は全国で戦える土俵に上がったといえる結果。

競技者全てがこの舞台に立ち、勝負の機会が得られるわけではなく
しかし、彼らと同じく、部員は日々努力しています。

才能とか今は遺伝子が結果を決めるといわれても否めない時代ですが
それでも前を向いて進めるのは、継続することで
今よりも将来のほうが良くなるという希望や期待があるからです。

結局続けたけどダメだった、と落胆することはありますが
長い時間を費やした努力は、自身の日常として将来役に立つときが来ます。

今回の結果を受けて、部員のモチベーションは更に上がったに違いありません。

彼らの今後に期待し、引き続き後方支援したいと思います。

岡山商科大学陸上競技部インスタはこちらです。
是非ご覧ください。

第63回岡山県高等学校総合体育大会陸上競技大会

陸上

週末、第63回岡山県高等学校総合体育大会陸上競技大会
岡山商科大学附属高等学校に同行しました。

今回も万事フル稼働、あっという間でした。

経験を重ねるごとに、各選手と密にコミュニケーションが図れるようになり
フィジカル以外の働きかけができるようになっていると感じます。

目指す目標が明確なので、緊張は経験にないものに近いと思います。

張り詰めた緊張を和らげるために、という訳ではなく
見えるものや発する言葉以外の感情や、緊張すると現れる表現の癖など
ケアを名目に探ると、かける言葉やケアのアプローチを変えることで
最良のパフォーマンスを引き出せる可能性が高まると感じました。

いつも想定通りにはいきませんが、都度その時の最善を模索し続けることができたと思います。

終わった今振り返り、その時の最善は最善か?を考察することで
次の最善がより最善に近づきます。

凡事徹底、誰にでもできると思っている当たり前は存在しない。
小さな積み重ねの先にしか満足の成果はない。
原点回帰に至る時間でした。

第78回中国四国学生陸上競技対校選手権大会

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週末、第78回中国四国学生陸上競技対校選手権大会
岡山商科大学に同行しました。

この大会があるから冬の鍛錬に耐えられるといっても良い
学生にとって1年の大きな目標の一つです。

どれだけ準備を重ねても、ピークが合わなかったり
万全で当日を迎えても突然アクシデントが生じたり
その時一点に照準をあわせ、且つ力を発揮することは容易ではありません。

思い通りにならない今、最善を尽くす、とは
時間の許す限りその一点のために準備をし続けることだと思います。

目標や想定に届かなければ少なからず悔いが残りますが
犠牲を払い準備し続ければ時間が経過したときそれは払拭されると思います。

最善を尽くした結果、念願の4継39秒台、他、多くの成果が出た大会になりました。

以降の活躍も期待します。

春季合宿in高知

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週末、高知県立青少年センターにて
岡山商科大学、玉島商業高校陸上競技部合宿に同行しました。

最終日のわずかな雨以外は初夏を感じさせる好天で
トラックシーズン直前には絶好のコンディションでした。

故障者のケアと補強、新一年生のフィジカル評価に終始しました。

細かな個人差はあるものの行きつくところはたいてい土台(基礎)の重要性です。

私の考える土台は、力、方向の変化にも安定した体幹をベースとする自己制御能力です。

この土台の大きさ、引き出しの多さ、極短時間の体現性が
以降の技術の獲得と再現性に関わると思っています。

派手な動き、客観的にわかりやすい苦しさを練習では求めがちで
こなせば強くなる、という固定観念が払拭されない傾向は根強いと感じます。

運動器の成長過程では走るだけで記録が伸びると推察しますが
骨端線閉鎖後は土台を大きくした上での(常に大きくしながら)
運動器への刺激が結果を左右すると考えます。

速い選手は地味な動きの精度も高いことがほとんどです。

100m10”で走ることは誰にでもできることではありませんが
プランクは大抵の選手はできます。

正しいプランクを長時間保持できるかどうか?

ブレイクスルーはこんな地味で泥臭い先にある
そう思います。

新たなシーズンに期待します。

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