体幹とは

陸上

昨日の夜、岡山商大付属高校の合宿にお邪魔して
体幹についてお話と、数名のケアをさせていただきました。

体幹について、スポーツの世界ではその重要性は周知の通りです。

しかし、まず体幹とは、そして体幹がどのようであればどのように良いのか
の表現がはっきりしないと私は思っています。

体幹強化を謳い様々なトレーニング法を色んな媒体で見ることは容易ですが
それを行った効果をどのように評価するか。言い換えると実感できているのか。

陸上の場合、自己新記録がでるということは、トレーニングの効果と言えますが
体幹トレーニングによるかは実感にに乏しいように感じます。

トレーニング=筋力アップの思考はいまだに蔓延していて
オールアウトや見た目にムキムキであることに満足や実感があると思います。

手足頭を除く体幹部の深部筋は、初動時
体のあらゆる部分で最も早く収縮することがわかっています。

陸上スタート時、反力を受け体を前に進める力は足裏ですが
まず収縮するのは腹横筋です。

人は移動するとき、無意識に体幹を固め安定を図ります。

力を発揮していると思っている手足は
体幹という荷物を運ぶ道具ということです。

つまり、生活の色んな状況に応じて体幹を固める
言い換えると、必要に応じて臨機応変にコントロールできることが
体幹を鍛えるということであると私は解釈しています。

骨格筋である体幹筋は随意筋です。
意識によって動かすことができるということです。

意識が変われば動きが変わる。

を、実感してもらおうと簡単なデモンストレーションを体験してもらいました。

想像よりリアクションは低かったように感じますが
何人かは実感してくれたようです。

まだまだ伸びしろがあるということです。

今後の活躍に期待し、遅くまでお付き合いいただいた
陸上部の皆さんと顧問の先生に感謝します。

緊張と緩和

陸上

週末は土曜日にお休みをいただき、中四国インカレ陸上、岡山商大帯同
日曜日は大阪へ、セイコーゴールデングランプリ観戦に行ってきました。

学生のサポートでは、個々の状態を把握し次ラウンドに
現在のベストコンディションで挑めるよう努め
グランプリ観戦は目の前の本気勝負をただただ楽しむ
同じ傍らから陸上競技を眺める立場ながら緊張と緩和の両極を味わいました。

心身の好不調は、自分でコントロールすることが難しく
つまり、意識の有無によらず環境の影響を強く受け
その順応として起伏が起こります。

特に、好調は気づきが少なく
ほとんどの場合、不調が意識に上るため
医療をはじめとする様々な方法でコントロールを図ります。

受け身であればあるほど、自分で制御できる範囲が少なくなり
既存のあらゆる手段で対処できなくなるとお手上げになるわけです。

日頃から、良い時と悪い時は必ず来る!という前提が意識でき
更に行動できれば心身の好不調の波は凪(なぎ)状態に近づくと思っています。

仕事や家庭、学業や練習に追われる意識が強ければ
自分が我を忘れて没頭できるものは何かを知り
たまにはそこに注力することをお勧めします。

それにしても目の前で観ることができた
100mのレースにはシビレタ(>_<)

 

セイコーゴールデングランプリ陸上

陸上

休みの昨日、大阪に陸上観戦に行きました。

日本に限らず、世界のトップアスリートを生で観れる機会は
そんなにありません。

カラッとした空気で、競技、観戦ともに
最高の気象条件だったと思います。

男子100mで、惜しくも9秒台を観ることはできませんでしたが
最終種目400mリレーでは、リオ五輪銀メダル獲得ナショナルチームの
37秒台を目の当たりにでき、陸上好きとしては鳥肌続きの一日となりました。

頑張れば目標に手が届く。とは言い切れませんが
真剣な選手の姿に、努力を続けることの意味を改めて教えてもらったと思います。

普段、全くもって服に無頓着な息子が
日本代表応援Tシャツを欲しがり、帰宅後ハンガーにかけて鑑賞するという
前代未聞の行動に出たのには笑いと驚きを隠せません。

それほどに、トップアスリートの子どもへの影響力は大きいということです。

今後も選手の頑張りと、息子の成長を応援し続けます。

’18 第1回岡山県記録会

陸上

日曜の昨日は、毎年恒例の岡山県記録会400mリレーに出場しました。

去年より速くという、決して無謀な思惑はなく
年末に顔を合わせたとき、もう止めよう、ではなくまた出るか
となってしまうお酒の勢いと、その禊なのでしょう(笑)。

年齢を省みず躊躇なく乗ってしまう友人と自分、ひと回り以上若いがゆえに断れない後輩
ひとりでないが故に続けられる、続けてしまう、続けざるを得ない
楽しみ、喜び、期待、苦しみ、悲しみ。

走ることに付加価値が付きすぎて自分の中では100m×4のドキュメントです。

しかし、やはり体を使って何かを体現しようとする以上
仕事に還元できる発見を探究します。

決して、高負荷のトレーニングはしていませんが
結果的に痛みが出るのは、意識して動かそうとした部位ではなく
一連の流れの中で、動かせない部位です。

色んな原因があると思いますが、ひとつに
動かせないということは、神経-筋の伝達が未熟もしくは未開と推察できます。

意識を変えたとき、そこが動いてしまうといった方が良いかもしれません。

以前のような量、質ではないにしろ、長く走っているということは
かなり限定的(習慣性が高い)な筋の使い方をしているので
意識してもイレギュラーな反応は出やすいということでしょう。

しかし、これは制御できないスピードの話で
コントロール下であれば、使っていない部位を動かせたり
使い方に変化ができたり、新たな覚醒があります。

大人になるにつれ経験は蓄積され、変化するには考えたことを体に落とし込む
というトップダウンの作業になります。(中枢神経-運動神経)

陸上をする息子を見ていると、変化は脳からではなく体からです。
速い子の走りを模倣しています。
(視覚は末梢神経ではなく感覚神経として機能)

体の成長が止まると、脳先行ということでしょうが
いずれにしても、成長は変化から生まれると言えます。

また来年、同じことを繰り返す。
その意味では成長しません。

’17中四国インカレin屋島

陸上

母校に帯同の一日でした。

スポーツ選手は体の感覚に鋭く、特にキャリアが長いほど
思考と再現のすり合わせをおこなっていて、効果のフィードバックが早いと感じます。

ラウンドを重ねるに従って訴える疲労感などの不具合と、客観的な触覚との妥協点など
日常で反映できるポイントは現場には多くあります。

故障を抱える選手は、評価の上、優先的と思われる部位を短時間で操作しました。

普段からそう思っていましたが、不具合箇所が体の中心から離れていても
究明していくと背骨と仙骨、骨盤に辿り着くという推論に至るものが多く
中心部の機能(筋力、形態、構造など)の重要性を再認識しました。

今後の課題も見えました。

レースに見入る時間は少なかったですが
エネルギッシュな後輩たちのおかげで、充実の時間を過ごさせてもらえました。

3日間、お疲れ様。

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