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弱点は本当に弱点か?

陸上

昨日、去年秋に続き岡山商科大学陸上部
新年度入学1年生を対象に身体評価を行いました。

FMS(Functional Movement Screen)という手法で
安定性、可動性、連動性を評価しますが
これによって得られるのはどこが弱点かということです。

さらに踏み込んで細部の弱みをみつけます。

こと陸上において記録向上のために行う日々の練習視点は
たいていの場合、弱点の克服です。

できていないことができるようになることで
記録が伸びるであろう発想です。

では、長所を伸ばすには?と問われると
それを練習に取り入れることは難しいと感じます。

弱点(短所)は長所の裏側と言います。

そうだとすると、様々な手法で導いた全体の中のある弱点であれば
それ以外は長所と捉えることができ
それをより良くするための練習となると
一つの動作スキルに置換するのはとても困難です。

ヒトの身体は完全なシンメトリーではないので
考え方によっては、ある弱点は全体の一部として
実は相対的に劣っていることで強味になっているかもしれません。

運動は様々な個の連動で行われる複雑な動作なので
仮に弱点をそのまま克服する練習を行っても
即、記録に反映されないのはそのためです。

大切なのは、知ることです。

身体的な特徴、心理や環境の変化によって生じる動きの癖
ある部位を意識したときに反応する他部位など
際限のない気付きや感覚理解です。

そのきっかけになれば幸いです。

メモを紙ベースではなくスマホに入力する学生を見て
スマホを通信媒体としかみていない自分に気付き
人生半ばで一気に加速したITの感受性に
ジェネレーションギャップを感じずにはいれませんでした。

 

NSCA-CPT取得

鍼灸、その他治療

本日、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)
認定パーソナルトレーナー資格認定試験を受験し無事合格しました。

日頃から慣れは停滞を生むと考えていて、長く毎日のルーティンを繰り返していると
能動的な変化であっても、それがどのように結果に反映されたり
周りに影響を及ぼしているのか、とても分かりづらいと感じています。

特に、仕事を一人で遂行するということは、間違いを指摘されることも叱責されることもなく
手元だけを見続けていると何が正しいのかの分別さえつかなくなりかねません。

幸か不幸かコロナ禍は俯瞰的に捉える思考をより与えてくれたので
今の自分をゆっくり考えることができました。

治療家の本分は患者さんのニーズに応えることですが、治療の約60分程度で
求められていることを提供できるのか。また、自分自身それで納得、満足できるのか。

と、原点に立ち返ったとき、一人の患者さんに対して、またその人の訴えに対して
もっとできることがあると思いました。

心身の不調改善は、治療行為だけではなく、その人の生活に変化を及ぼす全てです。

確かな知識や些細な言葉が背中を押すこともあると考え、経験に偏りがちな一人仕事を
根拠に基づく基礎に厚みを持たせる意味で資格取得を試みることにしました。

トレーニングやその影響は、やはり誤って理解していたことがあり
老化した脳には少し刺激的でしたが、合格した今は爽快で仕方ありません。

これをもって患者さん、アスリートなど老若男女が気持ちよく生活できるよう
ここから更に模索しながら後方支援したいと思います。

 

新年度、18年目。

治療室

無意識ではない日常は何かを意識しなければならないので
少なからず考える時間が生じます。

未だに出口が見えないコロナ禍、自分自身も例外ではありません。

開院18年目を迎える節目の4月
生涯経験のない新型ウイルスによる生活の変化を
言われるがままに遂行して1年。

当初、今、は想像すらできませんでしたが
やっぱり、という未知への諦めと
まだ?という人類への期待は毎日毎度入れ替わります。

そして自分の仕事は、有事の今
必要不可欠ではないと早くに想像しました。

ウイルスの正体がわからず神仏的に扱われていた頃
多くは感染症で亡くなっていました。

そこに、生きやすさや心地良い暮らしの追求は想像に難しいです。

薬という医療の恩恵は命の担保によって
長く生きるだけではなくクオリティを求める生活志向を生み
その発展は著しく進行形です。

新型コロナによるこれらの積み重ね崩落を防ぐ役割は現代医学に委ね
私が担うのは気持ちよく生活するための質の獲得と向上という着地に至りました。

結局、コロナ禍以前と変わることはありませんでしたが
思考がひと回りした分深みが増したという自負を持って
私事、節目のスタートを切りたいと思います。

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