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不測の一年

治療室

本日、今年最後の鍼療日終わりました。

2013年9月、フェンシング太田雄貴選手と

滝川クリステルさんの歓喜の姿が印象的だった

約半世紀ぶりの自国開催オリンピック決定から7年後

開催当年、渦中の話題は新型コロナウイルスになっていました。

オリンピック開催の気運は薄まり

見えないウイルスを日常で意識せざるを得ない戦いのゴールはまだ見えません。

世の中の不確かは、科学の力でその全貌とはいかずとも可視化できるようになってきました。

言葉や動作はヒトの内側の可視ですが

私は見えているものの裏にこそ本質が潜むと思っています。

年頭に決めた今年のテーマは偶然にも”見えないところを見る”でしたが

振り返ると相手が見ている世界を想像することが最も重要でした。

観見二眼。意識の目、無意識の目、両方を使いこなしてこそ本質理解に至る。

不都合なものは排除のみの発想では解決は遠い、そんな気がします。

無事の一年に感謝し、新年に期待と希望をもって

 

不測の一年、年末年始は是非とも疲れた心身の静養に充ててください。

そして、新年を新たな心と身体でお迎えください。

 

身体評価

陸上

昨日、今日と2日、トラックシーズンを終え
冬期練習前の岡山商科大学陸上部選手の身体評価を行いました。

スポーツだけではなく、動作中のウイークポイントを推定する
一般的なFMS(Functional Movement Screen)という手法を使い
大まかにスクリーニング後、個別に詳細な動作から
できるだけピンポイントに絞った評価を目指しました。

経験上初めての試みだったので期待と不安半分半分ではありましたが
一定の方向性は個別に示せたのではないかと思います。

また、発見として、数年陸上を専門にする大学生の
身体制御に似た傾向があることがわかったことは
今後のスポーツ、仕事での身体の見方、評価に
とても有益な結果となりました。

これを一つの材料に冬期練習に励み
来シーズン結果が出ることを期待します。

長い時間お疲れさまでした。
(集中しすぎて写真を撮るのを忘れました。ご容赦を。)

失敗を失敗と捉える

新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック延期後初めて
国内でオリンピック競技の国際大会、体操・日米中露4カ国国際交流大会が週末行われました。

大会直前にPCR検査偽陽性のアクシデントがあった
内村航平選手のコメントが印象に残りました。

当たり前ではないことを当たり前にしなければオリンピックは開催できない。

競技だけに専念すれば良かった今までの当たり前に加えて
新型コロナウイルス感染や拡大を防ぐため、密を避けた距離確保や細かい消毒など
当たり前ではなかったことに注力しなければならなことは
相当なエネルギーが必要だということを理解しました。

新型コロナウイルスが日本で初めて確認されて約10ヵ月ですが
何をすれば感染、拡大しないか絶対的な正解はなく
しかし、手洗い、マスク、3密回避、外出控えなど
徹底すれば高い確率で防ぐことができることもわかってきました。

最近、「失敗の科学」という本を読みました。

概要は、失敗が起きる原因、なぜ繰り返されるのか
どうすれば失敗を減らすことができるのかを実例をあげて分析した内容です。

航空業界と医療業界の最悪の失敗=死、のそもそもの捉え方の相違は
悪者探しでは何の解決、改善も得られないことを人は知っていながら
向き合うかどうかで失敗を失敗で終わらせるか、次の失敗を回避できるか
答えは正反対になることを教示しています。

私の仕事は死と直結はしませんが
失敗は何か?を問えば、患者の意向に近付かないことだと思います。

可視化は難しいですが、少なくとも施術者の(当たり前と思っている)型に収めることではなく
可能なもしくは考えられ得る治療をもって、患者の訴えの多くを満たすことです。

功績を成す(成功する)には、まず何が失敗かを考え
失敗したら失敗と捉え、新たな方向にエネルギーを投入するということです。

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