続、良い姿勢であるための条件
姿勢
きれいな姿勢だ、と思う人はセスジが伸びていると表現されます。
セスジが伸びると何が違うのか。
文字通り、セスジ・背筋に力が入ることで
地面に対して身体がまっすぐに伸びた感じになります。
そして、たくさん空気が身体に入ってくる感じがします。
数年前から流行りのコアマッスル、横隔膜を使った呼吸が
意識に上るようになります。
横隔膜は、心臓や肺など、主に肋骨で覆われた胸腔と
胃や腸などを収める腹腔を隔て
呼吸(腹式)に大きく関わる筋肉(随意)です。
不良姿勢によって、この横隔膜の機能が低下します。
呼吸が浅くなったり、体幹の支持が不安定になります。
感情は姿勢に現れますが、嬉しいとき、楽しいとき
背中が丸くなり前かがみにはなりません。
塞がれたり、落ち込んだ気持ちのとき人は前かがみになります。
よって、不良姿勢によって気持ちが沈むことになります。
運動を敢えてしようとしなければすることのない今
老若男女問わず、この状態に陥る人ばかりに見えます。
不良姿勢、横隔膜、呼吸の法則で行くと
横隔膜を使った呼吸ができれば姿勢の改善につながり
体幹の安定、機能的な身体が得られるということになります。
長引く腰下肢痛が、横隔膜の操作で緩解する症例がありました。
やはり身体は、全身の相互作用によって機能しています。