'18香川丸亀国際ハーフマラソン

プライベート

私にとって恒例のマラソン、6回目の参加となりました。

風雪の悪コンディションの中でしたが
歴史ある大会は、大会関係各位の迅速な対応で滞りなく進行します。

毎回、走るたびに、途切れない沿道と補助員の地元高校生の熱い応援に
最後、体は動きませんが、心は動かされます。

今回も汗まで枯れる最後に背中を押してくれたのは高校生の声でした。
本当にありがたかったです。

走ることが好き。
という単純明快な理由でずっと走っていますが
これほどまで長い距離を走るに至った最初の動機は興味です。

21キロ走ると体はどうなるのか。

走ったことのある人からの情報はあくまでも伝聞に過ぎず
好きだからこそ身をもって体験したいと思ったわけです。

6回目ともなると、走る前から想像がつくようになります。
いくら効率的に意識をもって走っても、同じ動きを繰り返すといつか疲労します。

だから、しんどさから解放される動きを意識するようになってきます。

仕事上、患者さんの不快症状と改善の糸口について
ほぼ一日中考えているように思いますが
走ることを通じて、解決策が見つかることがあると近頃強く思います。

痛みなどの不快症状には、一定の再現性があります。

ゆっくり走ったとしても、人の動きはかなり複雑に連動していて
どこに意識を持っていくかで身体の感覚は随分変化します。

今回、練習過程で痛みや張りが出ると、スピードやリズムを殺すことなく
それを回避するよう努めました。

どこをどのようにするということを
感覚の内面と、客観の外面から眺めようとしました。

要は、動かなくなっていく中でいかに自分をコントロールできるかを追求しました。

あくまでも、得られたものは感覚なので
これを言葉という情報に置き換えなければ患者さんと共有はできません。

例えば、一日中座っていると腰が痛くなる、といった訴えの理解は深まり
それを解放できる意識的な姿勢のイメージが深まったように感じます。

走る。ということだけが走ることの意味ではなくなって
更に楽しみを感じています。

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