中心に近付ける
姿勢
普段、中心を揃える、厳密には近付けようとすることで
不具合が解消されるケースがとても多いです。
厳密にはというのは、いくら中心を意識しても
経験上その状態にならないためです。
しかし、基本的に痛みや強張りなどの不具合は
脳の興奮によるものなので、極論どんなに曲がっていても、歪んでいても
不快と認識しなければ良いということを殆どの場合望まれていると察します。
つまり、画像上の明らかな所見を元の状態にすることではなく
動かしても痛くない、不具合なく日常が過ごせる、これを目指します。
よって、改善の道は限りなく何通りもあり
施術者としてその道をいくつ知っているか、または、どれだけ想像できるかは
死活的と言えます。
ただ、先に言ったように、中心という目指すべき指標があれば
想像ならば的が絞りやすくなります。
良いか悪いかは相対的であるので、施術前と比べてどうかを
主観客観両方で確認しながら進めると
即というのは稀ですが、徐々に改善に向かいます。
鍼灸や整体は根拠に乏しいと言われます。
しかし、裏返せば原因結果としての画像、定量以外を
改善の糸口として担っているとも捉えることができ
であれば、違う物差しで評価し施術することは当然と言えます。
少なくとも大きく傾いた状態よりも真っすぐに近いほうが良いという見方は
有意義であると確信します。