疑いが可能性を広める
鍼灸、その他治療
私はどちらかといえば石橋を叩いて渡る性格です。
色んな業種の経営者や、先見の目を持つ実業家など
世の言う成功者の話を聞いたり、本を読むのが好きです。
こうした人に共通するのは、失敗を想像していない
言い換えると、思いついたらすぐ行動し
そして成功するまで貫徹するということです。
何度も繰り返す中で独自理論が構築され、少ないエラーで目標に到達します。
しかし、どんなに優れた人でも100%の方法論はなく
大小過ちを改善しながら結果、成功に辿り着きます。
ある一つの確立された方法論や、蓄積された自身の成功体験は
その枠に収めることで満足しがちです。
枠に収まったかどうかが焦点で、実際の結果がどうだったかは全く見えません。
また、自分の知識に寄せたりバイアス思考になりがちなので
実際とは異なる評価をしてしまいます。
ヒトはできれば失敗をしたくないので効率化された方法論を完全崇拝し
その枠組み、型に落とし込むことで満足を得ようとします。
リスクを負わず満足が得られれば楽です。
私はヒトのこうした心理を疑わずにはいれません。
だから時に自分の判断でさえ疑います。
鍼灸師であるがゆえに、鍼灸でのみ解決できると思うこと
鍼灸理論に患者さんの症状をはめ込もうとすべきではないと思っています。
出来ることと出来ないこと
出来ないけれど頑張ればできそうなこと
頑張っても出来そうにないこと
出来ないけれど頑張ればできそうなことを出来るにすること
頑張っても出来そうにないことを
頑張って出来ないけれど頑張れば出来そうなことに近付けることを
日々積み上げるしかないと思っています。