積み重ねられた科学

ライフスタイル

病気を紐解いていくと、細胞とか遺伝子といった究極の姿に行き着きますが
これらが病気その他の体の症状に関係があるとされ
研究され始めて、それほど長い時間を要していないのではないかと思います。

一昔前は、体に不具合が生じると神様に手を合わせていたと考えると
得体の知れない恐ろしい物体が浮き彫りになるというのは
心の痞えがとれ、それだけで楽になるものです。

科学が進めば進むほど、見えなかったものが見えるようになるわけですが
科学はあくまでも逆算的です。

現在事象をなぜ?という思考でさかのぼることで解明されます。

医療現場で行われているのは、これを基とする作業ですが
臨床とは想像、つまり将来を推測しながら
最高の一手を選択して遂行されます。

だから、多くの経験と知識、更にセンス
(元々備えられたものではなくて、知識の蓄積と実際の選択実施によって磨かれるものだと考えています)
といったものが必要だと考えられるし、結果にも大きく左右するのだと思います。

画像や数字的スケールで病態の見極めができない鍼灸師は
これらを駆使して評価、治療していかなければいけません。

どこをどのように操作すれば、症状緩解に至るか
即わかるようになると、名人と呼ばれるのでしょう。

膨大な情報からそこへ導くことができる名人はある種
根拠のない科学的な治療をしていると言えます。

科学は誰でも納得できる根拠となりますが
痛い、苦しい人の前では、その状態からの解放のほうが大事です。

症状と体の因果を緻密に考えることの積み重ねこそが
科学の構築だと信じ日々臨床に当たっています。

 

 

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