”知る“と”知ってしまう”
ライフスタイル
知らないことを知りたいと思うのは素直な感情です。
また、それについて調べて探究するのは当然の行動です。
刑事もののドラマでお馴染みの、遺伝子解析は医療分野でも当たり前になっていて
ウイルスの特定から病気の遺伝、性格判断まで分かることはどんどん増えています。
スポーツの世界でも、優れた能力の裏には
遺伝子の関わりがあることがわかってきました。
とはいっても、あるDNAをもって高いパフォーマンスに結び付けるのは至難の業で
ある高い能力を持つ人の共通項が特徴的であるといった内容です。
しかし、これによって将来、今は想像さえできないある可能性を秘めた自分の姿を
事前に知ることができるようになってきたということになります。
あなたは実は100mを9秒台で走れる可能性が高いです。
あなたは将来ガンで亡くなる可能性が高いです。
おぎゃと産まれた瞬間に、このようなことを目の当たりにしたとして
どのような生き方をすれば良いと考えるでしょう。
知ることで、未然防止ができたり
モチベーションが上がったりすることは良いことですが
知ってしまう将来像からの引き算の今は、充実するのか?と考えてしまいます。
難しいパズルを解いた時のすっきりした気持ちは
目の前の問題をひとつずつ消化したからこそ味わえるもので
ということは、今、何が問題なのか提起でき
その解決法を色んな手段で講じているときである今に
充実を感じることができなければ
人生は不平不満でいっぱいになるのではないかと思います。
彼氏彼女、夫妻の携帯のように
知らないほうが良いことは間違いなくあります。