幸不幸の基準
ライフスタイル
連日35℃を超える猛暑が続くが、人の感覚は本当に不思議で
屋外から陰に入っただけで涼しく感じる一方で
クーラーの利いた部屋からそうではないところに行くと暑く感じる。
慣れとは一種の麻痺で慣れていることを意識できなければ
居心地の良い状態の境界は知らない間にどんどん上がってしまう。
暑い場から涼しい場へ移動したときの幸福感。
日常のほんの些細な出来事であるが
苦しみからの解放や、欲が満たされた時、人はただ喜びを感じる。
幸不幸は人それぞれが基準を持っていて
いちばん大切なのは自分自身がどうなのかということであると思う。
社会や企業などで人を評価するとき
あの人は成功したとか、失敗したとか言うが
第三者の評価は同じ対象に対してであっても時に違ったりする。
そんな評価に一喜一憂してしまったり
また、自分以外の他者がどうかによって
自分の幸不幸を左右される人がいる。
自分を持ち上げるために粗探しをしたり弱点を見つけたりする考え方。
そんなことはどうでもよくて
自分の中以外に幸福の基準を作ると
本当のそれになかなか辿り着くことができない。
本当の幸福は実はその辺にごろごろ転がっていて
それに気づくかどうかは自分の中の不幸が何かに気づいた時であると思う。