感覚の重要性

ライフスタイル

自分の経験にないことを想像するのはとても難しい。

痛みやだるさなどの症状は見た目にわからないものもあるし
その症状の経験がなければ患者さんの本当の気持ちはわからない。

腰が痛いと言えば整形外科ではレントゲンやMRIを撮り
痛みの原因を追究し画像というスケールで伝えてあげることで
患者さんは腑に落ちる。

原因が解れば患者さんは痛みなどの症状をいくらかでも
理解してもらえたと感じる。

我々鍼灸師は症状の原因追究のため皮膚に触れる。
一番わかりやすいのは硬さ、いわゆるツボを探す。

この生命線が手の感覚になる。

手の感覚というと触覚と思われるだろうが
触れることで得られる情報はたくさんある。

触、温、冷、湿、燥(乾)、圧(硬、軟)など。

感覚は定量できないので伝えることが難しいが
五感をフル稼働して感じた情報から症状を和らげるための
治療に反映させる作業は鍼灸師の醍醐味である。

鍛えられた手の感覚を持つ鍼灸師は
熱いお茶の入った湯呑を持つこともままならないと聞くが。。

湯呑を持つ手

まだまだ修行の中ばであることは間違いなさそうだ。。

 

 

 

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