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8度目、丸亀

プライベート

毎年恒例の丸亀、8回目になります。

私が走る理由は、速さの追求が殆どだった昔とは違って
走ることへの目標設定による、生活と身体のコントロール
そこから得られる身体感覚の言語化、仕事への反映が現在の目的です。

この度の結果のみを長く書くと、言い訳にしかならないので
自己ワーストだったということだけ示して
準備、本番で得られたことを分析します。

世の中、解ること、可視化が可能なことが増え
それは、問題の解決が明確に行われるようになってきたということです。

一方で物事には表裏が存在するので、見えていたもの
もっと広義で捉えると感じれていたもの、感じようとしていたものへの意識が
失われたと思います。

体調の良し悪しは、血液検査や各種検査の結果は最終手段で
本来、自身で感じるもののウエイトが高いのではないかと思っています。

今回、細かいことは省略して、スタート前少し脚が重く感じました。

この感覚は、良い解釈をするとグリコーゲンを身体に貯蔵できたとき生じます。

レース前、不安な感情は少なからず誰にでもあるので
それを払拭する意味でも私はこの解釈を自分にできるだけ擦り込みました。

結論はそうではなかったのですが、メンタルは動きに繋がるので
スタート前の作業は間違っていなかったと思います。

なので、7キロあたりでやっぱりか。。と脚にきたときはレースプランを替えました。
おかげで、10キロまではなんとか押すことができました。

脚の重さを悪く解釈すると、要はピーキングの失敗、その原因は無数にあります。

年齢を重ねると日常でさえ良好な状態で朝を迎えることが難しくなります。

規則正しく生活し、日々を観察できれば無数の原因の多くに気付けるようになります。

思い当たる原因は自分の中ではっきりしていました。

それらは、どうにかできるのか、どうにもならないのか
準備段階で自分なりにふるいにかけて、どうにかできることは
出来る限り手を打ったのですが、及ばなかったということです。

しかし、そこに挑んだこと、本番で一度も歩かなかったことは
自分との約束を果たせたので満足です。

レース前の脚が重いという解釈を変えていれば、違った結果になったかもしれませんが
リスクを取ったことで得られたものは大きいと思います。

チョーキング無縁の’19吉備路マラソン

プライベート

2月恒例の吉備路マラソン10キロ。

第1週の丸亀は、先の言い訳の通り
しかし、想定通りの内容。

それ以降、3週間の有余。

なんとか例年通りと言えるところまで克服。

年度末の突貫工事の如く急ピッチに
しかし故障しない程度を目標にして納得の結果。

走ることの意味が“速く”に限らず
イメージの体現、心身の可能性、といった治療への還元が主な名目なので
スタートラインに立った時、研ぎ澄まされた緊張感はないが
セルフコントロールできるか!?という期待にドキドキはする。

ドキドキが少ないほど途中で匙を投げる傾向が強い。

緊張はあったほうが良いか?
といった問いかけはスポーツではよくある。

緊張を味方に良い結果が出た
というコメントはよく聞く。

緊張は定量できないが、その度合いは準備で決まると思う。

今、目の前のこの一点にどれだけの時間やエネルギーを投資してきたか
が、緊張の大きさを決めると思う。

だから、緊張の大きさはそこに賭ける自分の想いに等しい。

よって、緊張をうまくスキルに転化できれば良い結果に近づく。

緊張して本番で力が出ないことをスポーツではチョーキングという。

これは損失回避が高いほど起こりやすいということがわかっている。
損失回避とは、得を得るよりも損を避ける思考をいう。
スポーツで言えば、勝つことより負けないことを優先するということ。

経験を重ねた性格などが大きく影響すると思う。

克服には原因に対する考え方を変える方法が有効。

リアプレイザル(再評価)という。

勝てるかどうか不確かな想像を膨らませるのではなく
既に勝ったという想像のもと、試合を消化するという発想で臨む。

これで実際のパフォーマンスが向上する。

ネガティブになるほど緊張はなかったが
準備と結果の因果は等しいものだったと言える内容だったと思う。

収穫の丸亀ハーフ

プライベート

毎年恒例。丸亀ハーフマラソン参戦。

雨もなんとかレース中は降ることなく
おかげで最高といえるコンディション。

まずは言い訳。
今回は12月中旬に脚を傷め、今だから言える1月初めに急性腰痛発症。。

感覚的に、例年の1/3ほどの体の仕上がり。

しかし、ゴールは決まっているので挑戦しかない。

結果は、最高記録には遠く及ばないが、ほぼ設定通り。

今回はスタートラインに立てたこと
タイムよりもここに至るまでの試行錯誤のプロセスが何よりの収穫となった。

痛み不具合が生じたとき、休むべきか動くべきか
決定的な線引きはないが、それを身をもって論理的に構築できた。

自己コントロールがほぼ想定通りできた。

間違いなく仕事に還元できるものになった。

昨日、脳科学者茂木健一郎氏と元陸上競技選手為末大氏の講演を聴講した。

認知症の特効薬は今のところ存在しないが
神経伝達物質ドーパミン放出強化はその予防として最適である。

ドーパミンは不安になるほどの苦手克服で放出されるため
新たなチャレンジはもってこいという。

苦しみの先のゴールを体現できるマラソンでは
このドーパミンが放出されるため依存が生じる。

身体はきつかったが、単にゴールで放出されるドーパミンだけではなく
後に残る報酬を手に入れることができたこの度のマラソンであった。

’18吉備路マラソン

プライベート

慣例行事です。吉備路マラソン10キロ。

去年より、走行距離、体重、身体の感覚的な軽さは優っていたので
自分への期待が大きかったのですが、蓋を開けてみると
ネットで5秒の短縮に留まり、jogのみの限界ポイントだと感じます。

元々、速く走ることではなく、続けることから得られる
体力が衰えることの減速や、運動の習慣化
何かを意識して走ることでの心身の変化の認識などが目的なので収穫は毎回あります。

今回、スタート地点で会話した、兵庫県の50代男性の言葉が印象的でした。

マラソン歴5年、フルでサブスリーだそうですが
距離を伸ばすことに重きを置いていた4年間、終始どこかに
痛みなどの不具合があったそうです。

この1年、ペース、距離、休養をランダムに
つまり、身体への刺激に変化をつけると全く故障しなくなったと。

この裏には、多くのことが隠れていますが
いつも言う、能動的な変化が間違いなく結果に繋がっていると思います。

新たな取り組みに成功の確約はなく、好結果(根拠)はあくまでも後付けの理論です。

普段の仕事でも、自分の中ではかなりチャレンジしているつもりです。
それは、ここに鍼をすれば症状が緩解すると万人に共通しないからです。

“何をしなければならないか”の追及ですが、多くの選択肢の中から“何をすれば良さそうか”
その時点の最優先の選択をし続けることで、新しく引き出しが増え理論が生まれる。
今はまだまだそんな段階です。

この方に先着されましたが、ゴール後お互いを労い合えました。
ただ走る、ことが与えてくれる報酬に感謝です。

 

'18香川丸亀国際ハーフマラソン

プライベート

私にとって恒例のマラソン、6回目の参加となりました。

風雪の悪コンディションの中でしたが
歴史ある大会は、大会関係各位の迅速な対応で滞りなく進行します。

毎回、走るたびに、途切れない沿道と補助員の地元高校生の熱い応援に
最後、体は動きませんが、心は動かされます。

今回も汗まで枯れる最後に背中を押してくれたのは高校生の声でした。
本当にありがたかったです。

走ることが好き。
という単純明快な理由でずっと走っていますが
これほどまで長い距離を走るに至った最初の動機は興味です。

21キロ走ると体はどうなるのか。

走ったことのある人からの情報はあくまでも伝聞に過ぎず
好きだからこそ身をもって体験したいと思ったわけです。

6回目ともなると、走る前から想像がつくようになります。
いくら効率的に意識をもって走っても、同じ動きを繰り返すといつか疲労します。

だから、しんどさから解放される動きを意識するようになってきます。

仕事上、患者さんの不快症状と改善の糸口について
ほぼ一日中考えているように思いますが
走ることを通じて、解決策が見つかることがあると近頃強く思います。

痛みなどの不快症状には、一定の再現性があります。

ゆっくり走ったとしても、人の動きはかなり複雑に連動していて
どこに意識を持っていくかで身体の感覚は随分変化します。

今回、練習過程で痛みや張りが出ると、スピードやリズムを殺すことなく
それを回避するよう努めました。

どこをどのようにするということを
感覚の内面と、客観の外面から眺めようとしました。

要は、動かなくなっていく中でいかに自分をコントロールできるかを追求しました。

あくまでも、得られたものは感覚なので
これを言葉という情報に置き換えなければ患者さんと共有はできません。

例えば、一日中座っていると腰が痛くなる、といった訴えの理解は深まり
それを解放できる意識的な姿勢のイメージが深まったように感じます。

走る。ということだけが走ることの意味ではなくなって
更に楽しみを感じています。

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