骨格に起因する肉離れ

スポーツ傷害

急に痛くなったわけではないが、徐々に痛みが大きくなってきて
気が付くと痛くて膝の曲げ伸ばしできない、という訴えで来院する陸上選手は多く
これはいわゆる筋肉痛(遅発性筋痛)の状態で回復を待たず
動作を繰り返したために肉離れに至ったものと考えられます。

肉離れと筋肉痛は、痛みの感覚は違いますが
生理学的に起こっていることは同じです。

いずれも伸張性収縮(筋が収縮(力を発揮))しながら
その長さが伸(びる)展する筋収縮によって筋損傷が起こった状態です。

陸上競技の場合、肉離れが起こりやすいのは
圧倒的にふともも裏(ハムストリングス)の大腿二頭筋長頭と言われる部位で
全体の約半分とされます。

複数の関節をまたぐ多関節筋であり、かつ形状が鳥の羽のような羽状筋という
構造的な特徴がその要因であると指摘されています。

筋肉痛のまま練習を続けても肉離れに至らなかったり
そもそも速い動きをしても問題ない人と何が違うのか。

陸上選手がハムストリングスを傷める機序は、遠心性収縮が
振り出し動作によって生じるスプリント型と
切り返し時の床反力(外力)による股関節屈曲から生じるストレッチ型で
後者の方が重症になりやすいとされます。

推察するに、ハムストリングスは骨盤(坐骨結節)から起こるので
骨盤を中心とする構造に問題があれば損傷の可能性が高くなるのではと考えます。

現に、これで来院する選手たちは定量できませんが
ある部位が、一見していわゆる真っすぐな状態から大きく逸脱しています。

つまり、これを改善することは肉離れの予防になると考えます。

 

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