弱点は本当に弱点か?

陸上

昨日、去年秋に続き岡山商科大学陸上部
新年度入学1年生を対象に身体評価を行いました。

FMS(Functional Movement Screen)という手法で
安定性、可動性、連動性を評価しますが
これによって得られるのはどこが弱点かということです。

さらに踏み込んで細部の弱みをみつけます。

こと陸上において記録向上のために行う日々の練習視点は
たいていの場合、弱点の克服です。

できていないことができるようになることで
記録が伸びるであろう発想です。

では、長所を伸ばすには?と問われると
それを練習に取り入れることは難しいと感じます。

弱点(短所)は長所の裏側と言います。

そうだとすると、様々な手法で導いた全体の中のある弱点であれば
それ以外は長所と捉えることができ
それをより良くするための練習となると
一つの動作スキルに置換するのはとても困難です。

ヒトの身体は完全なシンメトリーではないので
考え方によっては、ある弱点は全体の一部として
実は相対的に劣っていることで強味になっているかもしれません。

運動は様々な個の連動で行われる複雑な動作なので
仮に弱点をそのまま克服する練習を行っても
即、記録に反映されないのはそのためです。

大切なのは、知ることです。

身体的な特徴、心理や環境の変化によって生じる動きの癖
ある部位を意識したときに反応する他部位など
際限のない気付きや感覚理解です。

そのきっかけになれば幸いです。

メモを紙ベースではなくスマホに入力する学生を見て
スマホを通信媒体としかみていない自分に気付き
人生半ばで一気に加速したITの感受性に
ジェネレーションギャップを感じずにはいれませんでした。

 

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