HOME日々のこと(ブログ)ライフスタイル

スポーツの教え

ライフスタイル

当たり前ですが、勝ち負けを競う世界では、必ず勝者と敗者があります。

一瞬で勝敗が決まっても、その一瞬に向けて
勝とうという意思を持っていれば、長く勝つための努力をしなければいけません。

勝つことにこだわりを持って、労力を費やすわけですが
実は一瞬で決まる勝ち負けに依存するのは当事者ではなく、周囲ではないかと思います。

もちろん、勝てばこれまでが報われた気になり、負ければ悔しさが込み上げます。

しかし、時間が経つにつれて勝ったこと、負けたこと以上に
それまでに支払った労力が記憶に上ってきます。

良かったことより、悪かったことや苦しかったことのほうが脳裏に残ります。

危険回避上、生きている以上生物学的にこの構造は覆せませんが
裏を返せば、つらさ、苦しみの閾値が高いほど
強い後ろ盾になり得ると言えると思います。

私は現役時代、たいして強い選手ではありませんでした。

自信という後ろ盾のほとんどは、計画通り苦しい練習ができたかどうかということでした。

優勝が勝ちなら、ほとんど負けでしたが
今残っているのは、やはり勝つためにやってきた苦しみの後ろ盾です。

あれのお陰でこのくらい、、と思えることは結構あります。

私がこどもやアマチュアのスポーツでプロセスを重視する所以です。

偉業を支える土台

ライフスタイル

桐生選手が日本人初9秒台を出して
私はまだ興奮が冷めない感じが続いています。

多くのメディアが今回の結果を分析していますが
結局のところ、ストライドを大きくすることと
ピッチを速めること、この2点に集約されるのではないでしょうか。

そのために、100mという距離を加速、最大疾走、減速という
大きく3つの局面に分けて早くトップスピードに乗り維持し
減速しない方法を考え練習するというのが一般的です。

何事も効率的におこなって結果への最短距離を目指します。

ある方法は、ある時最短距離かもしれませんが
新しい方法が見つかると遠回りをしていた、つまり間違っていた(失敗だった)ことになります。

最短距離はその都度変化するし、人によって最短距離がどうかは違います。

今回の桐生選手、土江コーチのコメントにあったように
狙って出たものではないというところに、それを感じます。

しかし、最短距離が最短距離である前提として地固めが必要です。

面倒くさい地味で泥臭いことです。

この精度や反復が最短距離を決めると言っても良いと私は思っています。

桐生選手しかり、世界で活躍するスポーツ選手、結果を残す経営者、職人などは
間違いなくこの作業に意味を持ち、きちんと行っていると思います。

大記録や他にない成績、実績はもちろん賞賛されるものですが
その裏の見えない礎を我々は感じるので、ただの賞賛ではなくなるのだと思います。

 

制約の中での思考と再現

ライフスタイル

脳と運動についての本を読んでいたところ
今日の新聞に、全国学力テストを行った生徒(中学3年生)へのアンケートで
平日1日あたり部活動に費やす時間が1~2時間と答えた生徒の平均正答率がトップ、次いで2~3時間
3時間以上、全くしないは約1割正答率が下がるという結果とありました。

部活動と成績を短絡的に結び付け、このデータを鵜吞みにするのは危険ですが
生活にメリハリができるなどのメリットが考えられるとあります。

部活動や競技スポーツで時間を要する理由の一つは、再現性の精度を高めることです。

何度も同じ動きを行うことで、身体にしみこませるには時間が必要です。

では、長時間同じ動きをすれば再現性が高まるかと言えば、そうとも言い切れません。

進学校の野球部が1~2時間/日の練習で、甲子園に出場したこともあり
時間の長さとパフォーマンスの因果は完全ではありません。

人は制約の中で生きています。
むしろ、制約があったほうが伸びます。

つまり、限られた中で考え、行動するという循環に集中力が高まって
好結果に結びつくことが多いのです。

長時間の部活動や、部活動をしないことの否定ではなく
数時間という制約が、合理的な思考と、再現の集中を生むのだと思います。

この循環は部活動やスポーツに限らず、色んな生活場面で行える慣習となるのだと思います。

プロスポーツ選手のセカンドキャリアが問題視されることがありますが
要は、スキルアップのための仕組みの理解が違う場所で反映されるのであって
部活動、学業、スポーツ、仕事、あらゆるところで思考、再現の仕組みを発揮する循環はあります。

脳機能と運動

ライフスタイル

24時間テレビチャリティランナーとして
岡山出身のブルゾンちえみさんが走りました。

やはり郷土出身というだけで興味を持ちますし
頑張ってほしいという思いも強くなります。

終始淡々とした表情と足取りに返って強さと信念を感じました。

人が走っているのを見るだけで感動するのは
人間に感性という高次脳機能が備わっているからです。

通常、脳機能は目の前の情報を経験や記憶と照合、評価し
かつ、大脳皮質の抑制によって理性的な行動をとります。

しかし、予想と実際のギャップで大脳皮質の抑制を飛び越え
報酬系と呼ばれる神経系が活性化され高揚感を得ます。

人間の心と体の活動は全てこの脳によって制御されているので
脳の活性化が身体活動に与える影響はとても大きくなります。

人は考えることで、生活に色んな潤いをもたらしてきました。

しかし、その中には生活の合理化を建前とした運動の放棄と思えるものもあります。

脳活動も、多くの血流が活性化をもたらし、それには肉体的な運動が良いとする研究結果もあります。

ブルゾンさんをはじめ、お笑いの人たちは体を張ることで脳機能が活性化し
新しいネタ作りができるのかもしれません。

24時間90キロは走れませんが、朝晩涼しさを感じるようになってきたので
脳の活性化の意味でも、早朝ランの距離を延ばそうと思います。

 

能動的な制御

ライフスタイル

世界陸上ロンドン大会のおかげで、就寝時間に起きることを余儀なくされ
私はずっと日本に居るのですが、まるで時差ボケです。

ひとりの人間のモチベーションが上がっただけでは、あんな緊張感のある場は作れないと
テレビからひしひしと伝わる臨場感から感じます。

その中で普段通りの動きなど、できるわけがないと思ってしまいます。

人間は、ある動きをしようと思うと、筋・関節などにある固有受容器というセンサーから脳へ
それをもとに脳から筋などの身体部位に情報が送られます(フィードバック制御)。

しかし、スタートのリアクションタイムのようにこれら一連の動きには時間がかかります。

つまり、思った通りの動きができないということです。

そこで、こういうふうに身体に指令を送ると良いのではないかという予測を
経験などに従って覚えておく(フィードフォワード制御)。

例えば、スタートで身体をスムーズに移動させるため
一番最初に腹横筋などの体幹の筋肉をより強く収縮させるといったことです。

身体運動はこれらによって制御されていますが、1/10秒、1/100秒を競わなくても
日常でもこのようなことは起こっていて、無意識に少しのズレが生じています。

どんなに学習しても、どんなに繰り返しても全く同じ動きの再現は困難で
だからスポーツ選手は反復練習でそのズレをできる限り小さくしようとします。

そして矛盾する難しい感覚の表現ですが、時には敢えてズラすようなこともします。
制御できないなかにスピードやパワーがあるといった感じです。

痛み強張りなどの症状は出るまで制御できないかもしれませんが、
大切なのは、制御しようとする能動的な取り組みです。

それが症状の大きさを小さくしたり発症の時間を短くします。

日本選手とともに、また睡魔ともあと数日戦いたいと思います。

1月の営業日


1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31


12月の営業日






1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31





【受付時間】 9:00 ~ 19:00

9:00 ~ 16:00

休鍼日