長引く坐骨神経痛、略治
腰下肢痛
本日、長引く坐骨神経痛を略治とする症例がありました。
元々ランニングを趣味とされていたこともあり
腰下肢痛は練習や仕事の強度によって発症と緩解を繰り返していました。
しかし、ある時以来増悪し、全く改善に至らず
走ることは疎か日常に支障が出るようになっていました。
毎回、こちらの評価は正しいか。
自問自答と、施術効果をその都度確かめてもらいながら
紆余曲折、試行錯誤を繰り返し今日に至りました。
症状緩解に時間を要す場合、略治として施術を終えることは稀です。
大抵、数回で改善しなければ見切り付けられ来院はなくなります。
しかし、この方、本当に粘り強く来ていただき
こちらもそれに応えるべく毎回、頭をフル回転させました。
よって、ほぼ同じ施術は続けていません。
少なくとも少しの改善もなければ毎回変化をつけました。
長く診させてもらうと、少しの変化にも気付くようになり
どんな方法がより有効か鼻が利くようになります。
この経験は、間違いなく治療家人生の財産になりました。
腐らず最後まで来てくださったことに心から感謝します。