左回旋
ライフスタイル
人の身体も自然の一部とする考え方の東洋医学。
自然哲学における陰と陽、また、人の身体を構成する五臓六腑は
人の身体に当てはめることができ、その調和が健康に関わるとします。
何だかわかるようで、現実的な表現ではないので理解できないような。。
しかし、考えてみれば人を取り巻く環境は国や地域が変わると随分違うものです。
病気や症状には地域の色が出ることは珍しいことではありません。
つまり、その土地の気候風土や飲食物が影響することの証しと言えます。
現代医学はこうした考え方への依存は少ないと思われますが
自然と身体を現代医学で表現できそうなことは存在します。
普段、施術前後の評価で使うアライメント。
全ての人がそうではありませんが、圧倒的に上半身肩周りは左回旋が優位です。
決定づける原因はありませんが、右利きが多いというのはよく言われることです。
自然界で左に回るものと言えば、地球の自転。
約4万キロを24時間で1周するので、1秒で約460メートル進んでいることになります。
台風は北半球では左巻きと決まっています。
(南半球は右巻きなので、南半球の人たちは右回旋優位なのか!?)
台風に限らず、様々な気象状況が自転の影響によって左右されることを考えると
その上で生活する人間に1秒約460メートルの影響はあってもおかしくないのではと思います。
アライメント不良で症状が出現しなければ問題ないのでしょうが
同じマルアライメント(構造上の異常)であっても違う症状が現れたり
症状自体現れない場合があったりするのは
自然の計り知れないスケールの大きさが成す業と考えることができるかもしれません。