根拠の必要性
ライフスタイル
岡山学生陸上競技連盟強化講習会で
コンディショニング(主に筋と疲労)についての講演とテーピング実技をしました。
スポーツと科学は時代の進行とともに盛んになり
トレーニングの科学的根拠はパフォーマンスの向上を早めることになるし
今やっていることに対する疑心暗鬼の払拭になります。
しかし、スポーツにおいて一つの完全な根拠だけでは
総合的なパフォーマンスの向上には繋がりません。
結局、常に仮説模索と実行の繰り返しになります。
また、科学的根拠が結果からの逆算ということもあると思います。
鍼灸は科学的根拠に乏しいと言われますが
実際に効果を実感できる絶対数が少ないということや
効いている道理の現代医学的説明ができないことがその所以だと思います。
しかし、根拠の逆算があり得るなら
効いているという事実が科学の裏付けになり得るとも考えます。
全ての鍼灸師が効果的な施術ができること
その道理説明を現代医学的に、また解りやすくできるよう
努める姿勢を持ち続けることが必要だと思います。
今回、エビデンスを重視した内容を心がけましたが
人に何かを伝えるということは、なぜ?に対する答えが必要で
経験や道理のない結果だけに頼っていると発展しないと感じました。
学生の皆さんお疲れさまでした。