負を正に
ライフスタイル
東洋医学的理論の虚と実は、基本的にヒトの体には虚があり
それを鍼灸で補うことで負を正にするということだ。
私は褒められると伸びるタイプですというのは
前提が何もできないでなければおかしいのではないかと思う。
それは単に叱責されたくなかったり褒められたいという願望だけで
小さな子供が社会に順応する過程で
大人ならできることが当たり前だができないのとはわけが違う。
子どもの場合、些細な成功をとてつもなく褒めることで
成功体験が生まれ、色んな事に取り組む姿勢が育つ。
ひと通り自分のことが何でもできる大人は
やりたい矛先が見つかると足りないことを補う作業をする。
知らなかったことを知る、できなかったことができるようになることは
大人の場合、褒められなくても一定の達成感や満足を味わえるが
また次の不足が出てくる。
この繰り返しで成長することは間違いない。
今日、介護職の方を対象にしたセミナーの講師をさせていただいた。
(挿絵は実際のものではありません)
仕事終りの疲れた中、90分実技を交えた内容を傾聴していただいた。
皆さんの負を正にできるよう、できる限り解りやすくお伝えしたつもりだが
いちばん負を正にしたのは恐らく自分ではないかと思う。
参加の皆さま、お疲れさまでした。
この機会をいただいた関係者の皆さま、ありがとうございました。