2016 リオデジャネイロ五輪閉会
ライフスタイル
4年に一度の世界の大運動会(失礼な言い方ですが私にとって)オリンピックが閉会しました。
陸上出身の私は、やはり男子4継が強烈に印象に残りました。
スポーツの中でも陸上競技は歴史が長く
科学の発展とともに技術が進歩しても記録の伸び方は緩やかです。
そもそも歩くという行為自体、地面に与えた力の反発を利用して前に進むという
合理的な理屈の上に成り立つ動作を、無意識に行っているので
技術の追及といっても、とても緩徐になるのだと思います。
更に、一瞬に力を爆発させる100Mは、細かい話は抜きにして
その競技の特性上、運動器の優れた黒人選手が、昔も今も圧倒的に優位は変わりません。
その中で、失格でなかったとしてもアメリカに先着したことは
興奮せずにはいれませんでした。
単独種目の決勝に一人も進出していないことから
バトンの技術とチームワークの成果に評価が集中していますが
裏側には圧倒的にレベルアップした“個”の力を見逃すことができないと私は思います。
これはスポーツに限らず、成長のベースになるのはまず“個”であると思います。
それが、チームや組織に反映されれば前に進む力になるし
共鳴する存在があれば、より大きな力を生むことになるのではないかと思います。
陸上競技は野球やサッカーのように、ビジネスとしてはまだまだ難しい競技だとは思いますが
陸上オタクの私にとって、今回のオリンピックは戦うフィールドは違えど
モチベーションの上がるものになりました。
選手の皆さんに、労いと感謝の意を表します。