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PTTD(後脛骨筋腱機能不全症)

スポーツ傷害

PTTDは後脛骨筋腱への過負荷による滑膜炎
腱変性に伴う後脛骨筋の筋力低下
後脛骨筋腱の機能不全、痛みの総称です。

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後脛骨筋は、足の内側縦アーチ形成に大きく関与し
機能低下は扁平足を助長します。

その他、スポーツ障害で多くみられるシンスプリント
女性に多い外反母趾など様々な症状の引き金となります。

下腿部と足部を繋ぐ筋ではありますが、その機能が低下することで
足部を構成する骨アライメントに異常をきたし、上位の膝関節
股関節への波及も考えられます。

静的アライメントとして、calcanneus-angle(踵骨)が外反位
内側縦横アーチ低下、短腓骨筋優位となるため前足部外転
後ろから見ると本来見えない第5趾や第4趾が見えるtoo many toes sign陽性となります。

典型的な動的アライメントはknee-in、toe-out(片脚立脚で膝を曲げると
膝が内側に入る外反膝、つま先が外を向く外反の状態)、
HTF (片脚立脚時の床面に対する踵骨軸の傾斜角度を基準とし
片脚スクワット時、カーフレイズ時の変化量を評価)強陽性となります。

局所の症状改善へのアプローチは当然必要ですが
なぜ後脛骨筋腱が機能不全に至ったかを全身的に評価し改善できなければ
同じことの繰り返しを招くことになるので
やはり全身的な評価と施術が必要になるのです。

 

走ることと故障

スポーツ傷害

11/8第1回岡山マラソンが開催される。
参加1万5,000人中四国最大規模のマラソン大会。

当院には練習の疲労回復や故障の治療のため多くの選手が日々訪れる。

市民マラソンは健康ブームに乗って町おこしに使われるほどの盛況ぶりで
地方の活性化に一役担うほどだ。

マラソン

全くランニングをしたことのない人が突然走り出すと故障することが多い。

運動不足、走ることの知識不足など
故障の原因はそんな安直なものなのだろうか。

長距離を自分の足で移動することの最初は通学だけれど
通学で足を痛めた子なんて聞いたことがない。

また子どもに通学のために歩き方を教えるなんてしたことはないし
自分自身されたことがない。

飛脚は戦国時代以降人によって行われたそうだが
飛脚人に故障があったかどうかはとても興味深い。

速く走るために何かを意識することで故障につながるなら
何かをしながら走ると故障しないのかもしれない。

イチロー選手が毎日何百球もスローイングするとき何も考えず雑談をしながら投げるのは
フォームなどを意識しながら投げていると途中で筋肉に異常な反応が出るからだと聞いたことがある。

筋肉に異常をきたさない方法の究極を求めた結果だろうが
あらゆる方法を突き詰めた人の発想は考えてもたどり着けない。

出場ランナーは皆、自分の掲げるタイムや目標に向かって懸命に走るのだと思うが
足の運びや腕ふりなど走ることに意識を持っていくのではなく
普段車道から見る景色を目線で堪能しながら走ったほうが
疲労も少なく案外速くゴールできるのかもしれない。

ランナーの健闘をお祈りする。

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