0.16ミリの奇跡
鍼灸、その他治療
経験の医学と言われる鍼灸は、科学が発展した今でも
その名の通り効果が経験によって左右される傾向にあります。
よってエビデンス(根拠)や方法論についての書籍は
現代医学のものと比べて極めて少ないです。
しかし、模範となる絶対的な師や
すぐに相談できる同僚などがいない孤独な鍼灸師にとって
本は治療そのものや効果に影響を与える大きな存在です。
また、先日の共同通信の発表によると
平成元年以来、約30年で自己啓発市場が約3倍に拡大されたそうです。
雇用形態の変化や、スキルアップを個人で行おうとする人が増え
タメになるかは別として、書店には多くの本が並んでいます。
同僚のいない私にとって本は自己啓発の意味でも大きな存在になっています。
年末、スポーツトレーナーの先駆けとして知られる
白石宏先生がモデルになった漫画を発見しました。
ストーリーや治療が漫画とわかっていてもリアルで
停滞したときに奮い立たせてくれそうな内容です。
一番感じたのは、器用不器用はあっても、突然、技術が進歩することはなく
目の前の細かい作業を、いかに丁寧に繰り返せるか
もし大きな結果が得られるとすれば、その延長線上にしか存在しないということです。
自分の“継続が唯一の成功への近道”という座右の銘に当てはまります。