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MGC

ライフスタイル

来年に迫った東京オリンピック。

マラソン代表を決めるMGCが行われました。

誰でもわかる選考方法は、選手、関係者からすると
正に生と死を一瞬で隔てるということになるので緊張は否応なく高まります。

印象的だったのは、ほとんどの選手が、身体は既に動かないコントロール不能状態なのに
気持ちだけは切れることなく前進しているように見えたことで、プロの真髄を見た気がします。

この日のために、走ること以外の全てを犠牲にして心血を注いできた様が感じられ
真の本気を目の当たりにすると、勝負の結末を見たいけれど見たくないという気持ちになりました。

スポーツに限らず、求める結果を出すには準備が大切で
これで結果のほとんどが決まると思っています。

しかし、求める結果もしくはそれに近いものが事前にほぼ準備できる領域では
徐々に緊張を失い、往々にして手を抜く傾向にあり、それがいわゆる慣れということだと思います。

何も考えなくてもできてしまうようになると
コントロールする必要がなくなるので準備が疎かになります。

この克服法は唯一、変化しかないと考えていて
意識が変われば動きが変わり、客観的に同じに見えても主観では変化している
この状態を慣れる前に作り継続できるか。が結果の質を左右する肝だと思います。

走るといったシンプルな動きであれば尚更
スポーツではなくても、日常の心身に刷り込まれたスキルは
ほんの少しの変化を意識することで、その精度はより上がっていくのだと思っています。

どの世界でも、プロと呼ばれる人たちは
求める結果を出すことの難しさを熟知しているので
どんな地味な作業でも準備を怠らない姿勢を持っているのだと思います。

 

ゾーン

ライフスタイル

全英女子オープンで優勝の渋野日向子選手が帰国し、記者会見がありました。

ゴルフのことはあまり分かりませんが、42年ぶりという快挙を
岡山出身の選手が成し遂げたと聞くと興味を持たずにはいれませんでした。

会見の質疑応答は、二十歳とは思えない気持ち良い歯切れよさで
若いとはいえプロとして心身探究を日々行ってきたという
表に見えてこない努力を私は感じました。

会見中、「世界のトップ選手から学んだことは?」
の質問に「何を学んだのかわからない」と答える場面がありました。

競技力を高めるには、基本的に負を正に変える作業を行います。
自分の弱点を見つけ、その改善に競技力のある選手をロールモデルとすることがあります。

既存プレイヤーの技術を分析して弱点克服に繋げるのはとても合理的で
科学が発達した現代では常套手法と思われます。

だから少なくともイメージしたりお手本とする選手がいれば
意識することになるでしょう。

彼女の答えは、他者比較ではなく
ただ自分を自分にする作業に徹したことが想像できました。

自分がコントロールできなくなる時、往々にして意識の矛先が外に向いています。
それに気づいたとしても直ぐに立ち直ることは難しいです。

今回、彼女は結果の追求よりも、本当にあの場でのゴルフを楽しんでいたのかもしれません。

強い集中状態を表すゾーンは意識して作ることはとても難しいとされますが
長時間ゾーンの状態を維持していたように思え
だとすると、’77全米優勝の樋口久子さんが言っていた新人類の言葉がしっくりきます。

彼女をロールモデルとし、スポーツで好成績を収めるなら
間違いなく、あえて作るのではない真の笑顔を保つことなのだと感じました。

体幹とは

陸上

昨日の夜、岡山商大付属高校の合宿にお邪魔して
体幹についてお話と、数名のケアをさせていただきました。

体幹について、スポーツの世界ではその重要性は周知の通りです。

しかし、まず体幹とは、そして体幹がどのようであればどのように良いのか
の表現がはっきりしないと私は思っています。

体幹強化を謳い様々なトレーニング法を色んな媒体で見ることは容易ですが
それを行った効果をどのように評価するか。言い換えると実感できているのか。

陸上の場合、自己新記録がでるということは、トレーニングの効果と言えますが
体幹トレーニングによるかは実感にに乏しいように感じます。

トレーニング=筋力アップの思考はいまだに蔓延していて
オールアウトや見た目にムキムキであることに満足や実感があると思います。

手足頭を除く体幹部の深部筋は、初動時
体のあらゆる部分で最も早く収縮することがわかっています。

陸上スタート時、反力を受け体を前に進める力は足裏ですが
まず収縮するのは腹横筋です。

人は移動するとき、無意識に体幹を固め安定を図ります。

力を発揮していると思っている手足は
体幹という荷物を運ぶ道具ということです。

つまり、生活の色んな状況に応じて体幹を固める
言い換えると、必要に応じて臨機応変にコントロールできることが
体幹を鍛えるということであると私は解釈しています。

骨格筋である体幹筋は随意筋です。
意識によって動かすことができるということです。

意識が変われば動きが変わる。

を、実感してもらおうと簡単なデモンストレーションを体験してもらいました。

想像よりリアクションは低かったように感じますが
何人かは実感してくれたようです。

まだまだ伸びしろがあるということです。

今後の活躍に期待し、遅くまでお付き合いいただいた
陸上部の皆さんと顧問の先生に感謝します。

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