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あるべき左右差

鍼灸、その他治療

昨日、世界陸上で2度銅メダルと獲得した為末大氏が
自身のYouTubeでランニング動作の左右差について言及していた。

以前、私自身が何度かブログに書いたことがあるテーマだが
為末氏の今回の見解と同じに等しく、やはりと確信を得た気持ちと
メダリストと同じ思考だったことに喜びを感じる。

そもそもヒトの体はシンメトリーではなく
故に等速高出力などが動きで求められると
出力側(移動のための大きな力)と
支持側(力の大きさや速度を落とさないためにリズムをとる)
に分かれるということを、臨床、読書による知識、実体験から推察していた。

つまり、左右差は必然。しかし、中心から左右差が大きくなると
ケガやパフォーマンス低下のリスクが高まるため
程良い左右差を保つ必要があると考えている。

今は随分少なくなったが、ミッション車のニュートラルをイメージしていて
どこにもギアが入っていない状態がベストだと考えている。

何かの補填で力感が偏るとギアが入り、全体のバランス均衡が保てなくなる。

だから、あくまでも治療や調整は中心に寄せる。ということを目標にしているし
今回の為末氏の言及で間違いないと確信を得た。

当たり前を崩す

鍼灸、その他治療

長かった梅雨もやっと終わりを感じますが
今年も大きな爪痕を残す自然の脅威を知ることになりました。

近頃は当たり前の日常は当たり前ではない
ということを多くの人が感じています。

当たり前は当たり前が崩れたとき当たり前でなくなるので
そこでやっと当たり前は無意識であったと知ります。

心身の不調をどのように改善するか
その一つの手段、選択肢として鍼灸マッサージはありますが
全てクリアにできるとは限りません。

言い訳ではなく、鍼灸マッサージは不調改善に効果的な引き出しの
ほんの一部を持っているにすぎないと私はいつも思っているので
他のアプローチも模索します。

だから自分で可能な運動や生活の変化をよく提案します。

それは期待する改善に届かない不確かなお願いかもしれません。

しかし、たいてい長引く症状は無意識の当たり前から始まり
痛み不具合を感じて初めて意識に上ります。

脱力しているのに他動的に動かすと
何度やっても同じところで力が入る方がいました。反射です。

それ以上動かすと身体への危険を察知しているのだと思いますが
そのポイントは、痛みが出る位置でも軌道でもありません。

つまり、日常、このポイントより大きく動かすことはなく
そこに身体があるとき無意識に力が入っていることが考えられます。

それが形態的、構造的に不快の領域であれば
痛み不具合として意識に上ることは容易です。

推察される改善策は、力みのでるポイントより大きな動きを与えることです。

運動とは、自動化されたものではなく
何かを意識しなければそのようにならない動作だと考えるので
日頃やっていないであろう簡単な運動をお伝えしました。

日常をほんの少しでも変えるのは面倒で案外勇気がいることですが
変化しない安定からの不安定より、変化による安定からの新化の方が
当たり前は当たり前ではないの気付きとして前向きだし
ダメージがあるとすれば少なくて済むと思います。

 

疑いが可能性を広める

鍼灸、その他治療

私はどちらかといえば石橋を叩いて渡る性格です。

色んな業種の経営者や、先見の目を持つ実業家など
世の言う成功者の話を聞いたり、本を読むのが好きです。

こうした人に共通するのは、失敗を想像していない
言い換えると、思いついたらすぐ行動し
そして成功するまで貫徹するということです。

何度も繰り返す中で独自理論が構築され、少ないエラーで目標に到達します。

しかし、どんなに優れた人でも100%の方法論はなく
大小過ちを改善しながら結果、成功に辿り着きます。

ある一つの確立された方法論や、蓄積された自身の成功体験は
その枠に収めることで満足しがちです。

枠に収まったかどうかが焦点で、実際の結果がどうだったかは全く見えません。

また、自分の知識に寄せたりバイアス思考になりがちなので
実際とは異なる評価をしてしまいます。

ヒトはできれば失敗をしたくないので効率化された方法論を完全崇拝し
その枠組み、型に落とし込むことで満足を得ようとします。

リスクを負わず満足が得られれば楽です。

私はヒトのこうした心理を疑わずにはいれません。
だから時に自分の判断でさえ疑います。

鍼灸師であるがゆえに、鍼灸でのみ解決できると思うこと
鍼灸理論に患者さんの症状をはめ込もうとすべきではないと思っています。

出来ることと出来ないこと
出来ないけれど頑張ればできそうなこと
頑張っても出来そうにないこと

出来ないけれど頑張ればできそうなことを出来るにすること
頑張っても出来そうにないことを
頑張って出来ないけれど頑張れば出来そうなことに近付けることを
日々積み上げるしかないと思っています。

デリバレートプラクティス

鍼灸、その他治療

昨日行われた全日本実業団女子駅伝で
岡山の天満屋陸上部が見事準優勝に輝きました。

優勝候補に挙げられていなかったものの
各選手の堅実な走りが下馬評を覆すに値する好成績で
地元民としてはとてもうれしく興奮しました。

“走る”というたいていの人が持ち得た機能を洗練させ
ヒトに感動を与えることは容易ではありません。

速く走ることの難しさは、運動会でほとんどの人が経験していると思います。

日常で走ることはなくても、走れない人はまずいないと思いますが
歩く、走るという動作時、ヒトは必ず一本の脚で体を支えます。

このことがどれほど難しいことなのか
は赤ちゃんを見ればわかるし、記憶になくても皆経験済みです。

歩く、走るに限らず日常、何も考えず当たり前にしてしまう動作も
成長過程で失敗を繰り返し、身に叩き込まれていったものばかりです。

できない、から無意識にできてしまうに至るまで
その動作を制御する脳の領域は段階的に変わっていきます。

速く走るには何が必要か?
まずは自分を知り、弱点を知る。
速く走るという具体的目標を掲げ、その過程を細かく分ける。
各過程で新しい取り組みを試す。
失敗を繰り返しながら全体に反映させる。

デリバレートプラクティス。
超一流と言われる様々な分野の達人が実行する一連の流れを言いますが
スポーツや芸術に限らず、全ての人の仕事や生活に当てはめることができる概念だと思います。

その内容を、より明確にかつ理解した上で真摯に実行し続けることができるか。
考えなければ新たな領域へは到達できないということです。

それのみが精度や結果を大きく変えます。

天満屋の選手が1秒でも速く走ろうとすることと
治療効果を高めることは同じということができます。

0.16ミリの奇跡

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経験の医学と言われる鍼灸は、科学が発展した今でも
その名の通り効果が経験によって左右される傾向にあります。

よってエビデンス(根拠)や方法論についての書籍は
現代医学のものと比べて極めて少ないです。

しかし、模範となる絶対的な師や
すぐに相談できる同僚などがいない孤独な鍼灸師にとって
本は治療そのものや効果に影響を与える大きな存在です。

また、先日の共同通信の発表によると
平成元年以来、約30年で自己啓発市場が約3倍に拡大されたそうです。

雇用形態の変化や、スキルアップを個人で行おうとする人が増え
タメになるかは別として、書店には多くの本が並んでいます。

同僚のいない私にとって本は自己啓発の意味でも大きな存在になっています。

年末、スポーツトレーナーの先駆けとして知られる
白石宏先生がモデルになった漫画を発見しました。

ストーリーや治療が漫画とわかっていてもリアルで
停滞したときに奮い立たせてくれそうな内容です。

一番感じたのは、器用不器用はあっても、突然、技術が進歩することはなく
目の前の細かい作業を、いかに丁寧に繰り返せるか
もし大きな結果が得られるとすれば、その延長線上にしか存在しないということです。

自分の“継続が唯一の成功への近道”という座右の銘に当てはまります。

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