あるべき左右差
鍼灸、その他治療
昨日、世界陸上で2度銅メダルと獲得した為末大氏が
自身のYouTubeでランニング動作の左右差について言及していた。
以前、私自身が何度かブログに書いたことがあるテーマだが
為末氏の今回の見解と同じに等しく、やはりと確信を得た気持ちと
メダリストと同じ思考だったことに喜びを感じる。
そもそもヒトの体はシンメトリーではなく
故に等速高出力などが動きで求められると
出力側(移動のための大きな力)と
支持側(力の大きさや速度を落とさないためにリズムをとる)
に分かれるということを、臨床、読書による知識、実体験から推察していた。
つまり、左右差は必然。しかし、中心から左右差が大きくなると
ケガやパフォーマンス低下のリスクが高まるため
程良い左右差を保つ必要があると考えている。
今は随分少なくなったが、ミッション車のニュートラルをイメージしていて
どこにもギアが入っていない状態がベストだと考えている。
何かの補填で力感が偏るとギアが入り、全体のバランス均衡が保てなくなる。
だから、あくまでも治療や調整は中心に寄せる。ということを目標にしているし
今回の為末氏の言及で間違いないと確信を得た。