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デリバレートプラクティス

鍼灸、その他治療

昨日行われた全日本実業団女子駅伝で
岡山の天満屋陸上部が見事準優勝に輝きました。

優勝候補に挙げられていなかったものの
各選手の堅実な走りが下馬評を覆すに値する好成績で
地元民としてはとてもうれしく興奮しました。

“走る”というたいていの人が持ち得た機能を洗練させ
ヒトに感動を与えることは容易ではありません。

速く走ることの難しさは、運動会でほとんどの人が経験していると思います。

日常で走ることはなくても、走れない人はまずいないと思いますが
歩く、走るという動作時、ヒトは必ず一本の脚で体を支えます。

このことがどれほど難しいことなのか
は赤ちゃんを見ればわかるし、記憶になくても皆経験済みです。

歩く、走るに限らず日常、何も考えず当たり前にしてしまう動作も
成長過程で失敗を繰り返し、身に叩き込まれていったものばかりです。

できない、から無意識にできてしまうに至るまで
その動作を制御する脳の領域は段階的に変わっていきます。

速く走るには何が必要か?
まずは自分を知り、弱点を知る。
速く走るという具体的目標を掲げ、その過程を細かく分ける。
各過程で新しい取り組みを試す。
失敗を繰り返しながら全体に反映させる。

デリバレートプラクティス。
超一流と言われる様々な分野の達人が実行する一連の流れを言いますが
スポーツや芸術に限らず、全ての人の仕事や生活に当てはめることができる概念だと思います。

その内容を、より明確にかつ理解した上で真摯に実行し続けることができるか。
考えなければ新たな領域へは到達できないということです。

それのみが精度や結果を大きく変えます。

天満屋の選手が1秒でも速く走ろうとすることと
治療効果を高めることは同じということができます。

’18岡山マラソン

ライフスタイル

初マラソン!と、意を決してエントリーを試みましたが
甲斐なく落選に終わった第4回岡山マラソンが昨日晴天の中行われました。

今年も多くの大会出場の皆様に来院いただいとこともあり
結局、例年通り沿道からの応援です。

リアルタイムで選手がどこを走っているのか
動き、タイムなどがスマホでわかってしまう(;゚Д゚)

IT化でプライバシー保護の声も高まる中で
スピードが鈍ると“ペースダウン”の表示。。ダダモレデス笑

そんなことは置いておき、走っても応援しても1万人を超えるヒトたちのイベントは
やはり壮大で力が沸きます。

ヒトはなぜ走るのか?
2時間30分を目指す人もいれば6時間以内の完走を目指す人もいます。

“走る”という行為は単なる表現に過ぎず
その先には各々が掲げた目標があります。

いや、“走る”に比して得られる対価が“記録(タイム)”という目標で
異なるのは更にその先の“価値”です。

何のためにそのタイムを目指すのか?
また、何のために走るのか?

そこがヒトそれぞれなので
速かろうが、制限時間ギリギリだろうが、途中棄権だろうが
走ることができるのです。

42キロ走るということは相応の苦痛を伴いますが
価値実現を得る期待が持てます。

だから、シンプルであるが故、多くのヒトが取り組むことができるのだと思います。

自分が掲げたタイムで走れたでしょうか。
そして、その先の価値が実現できたでしょうか。

今のところ私の価値、目標に向けて
来年こそ!と思っています。

表現できるものの裏にある感覚

ライフスタイル

普段、高齢の方との会話の内容はカラダの不具合についてがほとんどです。
当然、仕事柄そういうことになるのでしょうが。

同年代で集まったとき、ふと我に返るとカラダの不具合について話すことが増えました。

歳のせい、と言われればそれまでですが、寝れば元通りの若かりし頃とは
仕事や家庭、社会での立ち位置も変わり、気付けばカラダのあっちこっちが
以前のようにいかなくなったと実感します。

これを“衰え”と言うのでしょう。

久々に会った友人の頭が薄くなっていたり
日焼け止めの存在を知らず、炎天下で走り回ってできたシミ
笑ってできる顔面の深いシワなど
歳を感じるものはたくさんあります。

これらは客観的な可視による衰えです。

客観は極めて正しいのですが
普段、“若く見える”や、“動きが早い”と周囲から言われます、という方がいます。

これには“実際よりも”とか“年齢よりも”という大事な言葉が省略されていて
言われた本人はそうは思っていないことがほとんどです。

可視化によって不安は減り欲求は満たされつつあります。
私の興味を引く科学です。

可視は不確かを確かにした表現です。
得体の知れなかったものが見えるようになったということです。

しかし、忘れてはいけないのは、その対角にある感覚です。

自身の衰えは、他人から指摘されるものではない以前とは違う感覚だし
私は周囲が言うほど元気ではない、というのも自分しか持ち得ない感覚です。

数字や言葉で表せるものは、増えたといっても実際のほんの一部で
つまり、表現された部分だけを刈り取っても、それは氷山の一角に過ぎず
見えていないところを見ようとしなければ確信に近づくことはできないと思っています。

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