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続、良い姿勢であるための条件

姿勢

きれいな姿勢だ、と思う人はセスジが伸びていると表現されます。

セスジが伸びると何が違うのか。

文字通り、セスジ・背筋に力が入ることで
地面に対して身体がまっすぐに伸びた感じになります。

そして、たくさん空気が身体に入ってくる感じがします。

数年前から流行りのコアマッスル、横隔膜を使った呼吸が
意識に上るようになります。

横隔膜は、心臓や肺など、主に肋骨で覆われた胸腔と
胃や腸などを収める腹腔を隔て
呼吸(腹式)に大きく関わる筋肉(随意)です。

不良姿勢によって、この横隔膜の機能が低下します。
呼吸が浅くなったり、体幹の支持が不安定になります。

感情は姿勢に現れますが、嬉しいとき、楽しいとき
背中が丸くなり前かがみにはなりません。

塞がれたり、落ち込んだ気持ちのとき人は前かがみになります。
よって、不良姿勢によって気持ちが沈むことになります。

運動を敢えてしようとしなければすることのない今
老若男女問わず、この状態に陥る人ばかりに見えます。

不良姿勢、横隔膜、呼吸の法則で行くと
横隔膜を使った呼吸ができれば姿勢の改善につながり
体幹の安定、機能的な身体が得られるということになります。

長引く腰下肢痛が、横隔膜の操作で緩解する症例がありました。

やはり身体は、全身の相互作用によって機能しています。

 

良い姿勢であるための条件

姿勢

身体の不調改善のため、姿勢には常に言及していますが
良い姿勢、正しい姿勢の解剖学的な表現(側面重心線が一直線)は
他覚的に評価するためのスケールです。

本来、身体の不調に起因する姿勢であれば
その状態は長く保つことができません。

つまり、痛みや強張りといった不調を生じない姿勢とは
ずっとその状態でいても疲れを感じにくいものです。

見た目と使い方は、少しニュアンスが違うということです。

更に、長く保持できる=ラクでもありません。

なぜならば、“保つ”(自動詞)ということは、そこに意識が入るからです。

寝る(横になる)ことは除き、イス文化になった今も、立つ・座るで
身体と地面が接する部位は足(おしり)になります。

この足と地面がそれより上の身体の位置と
動きによって連動する接し方になっている状態が良い姿勢と言えます。

車のタイヤは常に地面と接しており、スピードや路面状況に関わらず
常に同じ接地をすることで車体の安定を計っています。

地面からの力を、常に同じポイントで吸収、分散しています。

イスに座ったとき、脚を組むと片方の足しか接していないため
座面の力も均等ではなくなります。

背もたれに過剰に身体を預けると
接する部位とそれ以上の位置関係が不安定になり代償が生まれます。

前提として足裏3点(母趾球、小趾球、踵)
これが均等に接していることが肝要になります。

 

筋損傷(≒肉離れ)

スポーツ傷害

筋損傷(≒肉離れ)は、当該筋のエキセントリック(遠心性)収縮により
起こると考えられます。

分かりやすく言い換えると、縮もうとする筋が
伸ばされることによって発生します。

外傷は別にして、ある動作を行うとき
ある動作は意識、無意識に関わらず、自分がその動作を行う意思をもって行われるのですが
意思に反して筋が反応してしまうわけです。

その原因は根拠があるわけではありませんが
想像するに、自分でコントロールできない範疇の力・スピードの中で
反射的に起こってしまうのだと思います。

痛めた組織は修復しなければ元通りの機能を果たすことができませんが
早急に炎症を鎮めることは、早期回復の基本であることは間違いありません。

普段、同じ場所を何度も傷める例に頻回に遭遇します。

消炎後、回復に向けた補強に取り組むことで、更に早い回復が見込めますが
何度も同じ部位を傷めるには必ず原因があります。

筋そのものの硬さで生じるなら
相対的に硬い部位、どこであっても発生しておかしくありません。

しかし、同じ部位ということは、周辺組織と比べて
そこに強い収縮力または張力がかかっていると考えて良いと思います。

これを、漠然と疲労で片づけてしまうと解決しません。
むしろ、疲労が原因なら強く、早い収縮は行えないので
原因として考え難いと思います。

逆に、快調に動けているならば、自分の感覚と筋収縮との間に
タイムラグが生じて損傷する可能性は高いのではないかと思います。

いずれにしても、当該部にかかる収縮力、張力を解放するために
細かく評価し均衡を保つ必要があります。

損傷後も、この作業により痛みの軽減を図ることは可能です。

予防、早期回復、両方の観点から
治療が有効だと思われる症例が2日続けてありました。

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