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筋損傷(≒肉離れ)

スポーツ傷害

筋損傷(≒肉離れ)は、当該筋のエキセントリック(遠心性)収縮により
起こると考えられます。

分かりやすく言い換えると、縮もうとする筋が
伸ばされることによって発生します。

外傷は別にして、ある動作を行うとき
ある動作は意識、無意識に関わらず、自分がその動作を行う意思をもって行われるのですが
意思に反して筋が反応してしまうわけです。

その原因は根拠があるわけではありませんが
想像するに、自分でコントロールできない範疇の力・スピードの中で
反射的に起こってしまうのだと思います。

痛めた組織は修復しなければ元通りの機能を果たすことができませんが
早急に炎症を鎮めることは、早期回復の基本であることは間違いありません。

普段、同じ場所を何度も傷める例に頻回に遭遇します。

消炎後、回復に向けた補強に取り組むことで、更に早い回復が見込めますが
何度も同じ部位を傷めるには必ず原因があります。

筋そのものの硬さで生じるなら
相対的に硬い部位、どこであっても発生しておかしくありません。

しかし、同じ部位ということは、周辺組織と比べて
そこに強い収縮力または張力がかかっていると考えて良いと思います。

これを、漠然と疲労で片づけてしまうと解決しません。
むしろ、疲労が原因なら強く、早い収縮は行えないので
原因として考え難いと思います。

逆に、快調に動けているならば、自分の感覚と筋収縮との間に
タイムラグが生じて損傷する可能性は高いのではないかと思います。

いずれにしても、当該部にかかる収縮力、張力を解放するために
細かく評価し均衡を保つ必要があります。

損傷後も、この作業により痛みの軽減を図ることは可能です。

予防、早期回復、両方の観点から
治療が有効だと思われる症例が2日続けてありました。

’17吉備路マラソン

プライベート

昨日は総社市で開催の、吉備路マラソンに参加しました。
冬のプライベートの目標として、丸亀ハーフに続き参戦です。

お酒の席での、練習でやっていないことは本番でできない
という何気ない一言に端を発し
丸亀で一度切れかけた気持ちを何とか保つことができました。

長く陸上に触れてきましたが、普段の仕事においても、考えていないこと
知識として蓄積されていないものは、本番で発揮することはできない
と常々痛感しているので、今更ながらの一言がとても胸を打ち
この度の挑戦となりました。

同時に、陸上を始めた息子も目標を自ら掲げての参加でした。

目標とする結果よりも、子どものころはプロセスのほうが重要だと考えているし
大人でも、公言はしたものの言ったこと自体覚えていなかったり
真意ではないといったことは多くあります。

だから、吉備路マラソンは、自身の結果と、息子の本番までの準備を目標にしました。

朝早く起きなければならないということは、必然として早く寝なければならなくなり
それまでの生活を合理的に過ごすようになり
正直、棚から牡丹餅ですが体調も良い状態を継続できています。

健全な肉体は健全な精神に宿る
はこの5か月の生活が証明することになりました。

目標達成の私に対し、息子は惜しくも自分の目標に届きませんでしたが
一年で最も寒いこの時季に、2か月の早朝ランニングは、きっと今後の糧になったと信じています。

運動神経が良い人

ライフスタイル

何もしなければ年を取ると体が硬くなっていく傾向にあります。

筋腱の成熟退化、神経伝達速度、筋血流量など
総合的な器質変化、機能低下が関わっていると思われます。

少し人より秀でて運動ができる人を運動神経が良いなんて言いますが
運動神経とは、脳から末梢に信号を送る神経のうち筋の運動を支配するものを指します。

この指令によって いわゆる運動が行われるので
運動神経が良いという表現は当たらずしも遠からずかもしれません。

他動運動・可動評価において、うまく力が抜けない人がいます。

色んな原因が考えられますが、その一つに硬さが関わっているのではないかと感じます。
これは勝手な想像です。

漠然とした表現ですが、硬さを分解すると
日常における、身体の痛みや強張り、だるさは
再現を行わないよう代償を生みます。かばうということです。

代償がさらに代償を生み、気付くと可動制限が広範に及び
自分自身で制御が行いにくい状態になる。

横になってリラックスしていると思っても
その時でさえ代償が生じ、脱力できなくなっている。

高齢者の場合、脳の萎縮や、それに伴う神経伝達速度の低下が
更に助長しているのではないかと考えます。

運動神経が良いと言われる人は、この制御がうまい人ではないかと思います。

身体の不具合は、どのように動かすと起こるのか考えて再現できたり
代償ではなく工夫して回避できる能力があるのではないかと思います。

つまり、自分が思うように自分の身体をコントロールできる
こういう人が運動神経が良いと言われるのではないかと思います。

遺伝子学では、BDNF(脳由来神経栄養因子)という遺伝子の
Val型、Met型の2タイプのうちMet型保有者のほうが
運動技能習得の際、その再現性について劣るという結果が得られています。

不器用なのは遺伝子由来かもしれないということです。

 

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