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良い姿勢であるための条件

姿勢

身体の不調改善のため、姿勢には常に言及していますが
良い姿勢、正しい姿勢の解剖学的な表現(側面重心線が一直線)は
他覚的に評価するためのスケールです。

本来、身体の不調に起因する姿勢であれば
その状態は長く保つことができません。

つまり、痛みや強張りといった不調を生じない姿勢とは
ずっとその状態でいても疲れを感じにくいものです。

見た目と使い方は、少しニュアンスが違うということです。

更に、長く保持できる=ラクでもありません。

なぜならば、“保つ”(自動詞)ということは、そこに意識が入るからです。

寝る(横になる)ことは除き、イス文化になった今も、立つ・座るで
身体と地面が接する部位は足(おしり)になります。

この足と地面がそれより上の身体の位置と
動きによって連動する接し方になっている状態が良い姿勢と言えます。

車のタイヤは常に地面と接しており、スピードや路面状況に関わらず
常に同じ接地をすることで車体の安定を計っています。

地面からの力を、常に同じポイントで吸収、分散しています。

イスに座ったとき、脚を組むと片方の足しか接していないため
座面の力も均等ではなくなります。

背もたれに過剰に身体を預けると
接する部位とそれ以上の位置関係が不安定になり代償が生まれます。

前提として足裏3点(母趾球、小趾球、踵)
これが均等に接していることが肝要になります。

 

筋損傷(≒肉離れ)

スポーツ傷害

筋損傷(≒肉離れ)は、当該筋のエキセントリック(遠心性)収縮により
起こると考えられます。

分かりやすく言い換えると、縮もうとする筋が
伸ばされることによって発生します。

外傷は別にして、ある動作を行うとき
ある動作は意識、無意識に関わらず、自分がその動作を行う意思をもって行われるのですが
意思に反して筋が反応してしまうわけです。

その原因は根拠があるわけではありませんが
想像するに、自分でコントロールできない範疇の力・スピードの中で
反射的に起こってしまうのだと思います。

痛めた組織は修復しなければ元通りの機能を果たすことができませんが
早急に炎症を鎮めることは、早期回復の基本であることは間違いありません。

普段、同じ場所を何度も傷める例に頻回に遭遇します。

消炎後、回復に向けた補強に取り組むことで、更に早い回復が見込めますが
何度も同じ部位を傷めるには必ず原因があります。

筋そのものの硬さで生じるなら
相対的に硬い部位、どこであっても発生しておかしくありません。

しかし、同じ部位ということは、周辺組織と比べて
そこに強い収縮力または張力がかかっていると考えて良いと思います。

これを、漠然と疲労で片づけてしまうと解決しません。
むしろ、疲労が原因なら強く、早い収縮は行えないので
原因として考え難いと思います。

逆に、快調に動けているならば、自分の感覚と筋収縮との間に
タイムラグが生じて損傷する可能性は高いのではないかと思います。

いずれにしても、当該部にかかる収縮力、張力を解放するために
細かく評価し均衡を保つ必要があります。

損傷後も、この作業により痛みの軽減を図ることは可能です。

予防、早期回復、両方の観点から
治療が有効だと思われる症例が2日続けてありました。

’17吉備路マラソン

プライベート

昨日は総社市で開催の、吉備路マラソンに参加しました。
冬のプライベートの目標として、丸亀ハーフに続き参戦です。

お酒の席での、練習でやっていないことは本番でできない
という何気ない一言に端を発し
丸亀で一度切れかけた気持ちを何とか保つことができました。

長く陸上に触れてきましたが、普段の仕事においても、考えていないこと
知識として蓄積されていないものは、本番で発揮することはできない
と常々痛感しているので、今更ながらの一言がとても胸を打ち
この度の挑戦となりました。

同時に、陸上を始めた息子も目標を自ら掲げての参加でした。

目標とする結果よりも、子どものころはプロセスのほうが重要だと考えているし
大人でも、公言はしたものの言ったこと自体覚えていなかったり
真意ではないといったことは多くあります。

だから、吉備路マラソンは、自身の結果と、息子の本番までの準備を目標にしました。

朝早く起きなければならないということは、必然として早く寝なければならなくなり
それまでの生活を合理的に過ごすようになり
正直、棚から牡丹餅ですが体調も良い状態を継続できています。

健全な肉体は健全な精神に宿る
はこの5か月の生活が証明することになりました。

目標達成の私に対し、息子は惜しくも自分の目標に届きませんでしたが
一年で最も寒いこの時季に、2か月の早朝ランニングは、きっと今後の糧になったと信じています。

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