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開院13年目。

治療室

本日より、開院13年目に入りました。

光陰矢の如し、振り返ると時間の経過が加速しているように感じます。

日々周りに同僚はいないので、自分で発見や何かを意識しなければ
発展しないと考えているので、特に常連さんにはそうした意識を持つよう心がけています。

正月や開院の季節は、過去を顧みる絶好の機会で
記憶にある過去の意識と今の意識をすり合わせることで
自分の変化に気付くことができます。

意識をもった日々のほんの少しの変化は、すぐに大きな変化にならないので
気付くことはそれほどありませんが、長い時間それを繰り返すことで
振り返ると大きく変わっていると感じることができます。

オリンピック金メダルのような、輝かしいゴールとはいきませんが
新年度も泥臭く目の前のハードルを一台ずつ越えていきます。

言葉と真意

ライフスタイル

初診に限らず、普段問診は非常に重要だと考えています。

こちらが聞きたいことよりも、患者さんが言いたいことを引き出すことが大切です。
それは、こちらが得られる情報源は言葉だけではないからです。

言葉から得られる情報は、発している内容そのものではなく
患者さんの性格や本質的な内面といったほうが良いと思います。

言語によるアウトプットには、人それぞれ特徴があり
それは筆跡などのように、形態ではない個人の表現になっていて
意識してもなかなか変わるものではありません。

つまり、言葉の端々にその人の心の中の真意が隠れています。

例えば、自分がゴールを決めたサッカーの試合で勝ったとします。

自分のゴールが勝利に導いたという表現と
チームメイトの支えでゴールが決まり勝利した
というのでは気持ちのベクトルが違います。

同じ、勝ったという表現でも外向きの表現と内向きの表現があって
これは普段からその人の心の中を表しています。

逆手に取った使い方として、スポーツの世界などのビッグマウスと言われる
発してしまうことで、自分の内面を好転させようとする方法もあると思います。

治療に際して、一定の着地点をその都度考えますが
これに、その人の心のあり方は大きく作用すると思います。

可視化された言葉ではない、見えない心と身体の両方を捉えることで
良い治療になると思っています。

続、良い姿勢であるための条件

姿勢

きれいな姿勢だ、と思う人はセスジが伸びていると表現されます。

セスジが伸びると何が違うのか。

文字通り、セスジ・背筋に力が入ることで
地面に対して身体がまっすぐに伸びた感じになります。

そして、たくさん空気が身体に入ってくる感じがします。

数年前から流行りのコアマッスル、横隔膜を使った呼吸が
意識に上るようになります。

横隔膜は、心臓や肺など、主に肋骨で覆われた胸腔と
胃や腸などを収める腹腔を隔て
呼吸(腹式)に大きく関わる筋肉(随意)です。

不良姿勢によって、この横隔膜の機能が低下します。
呼吸が浅くなったり、体幹の支持が不安定になります。

感情は姿勢に現れますが、嬉しいとき、楽しいとき
背中が丸くなり前かがみにはなりません。

塞がれたり、落ち込んだ気持ちのとき人は前かがみになります。
よって、不良姿勢によって気持ちが沈むことになります。

運動を敢えてしようとしなければすることのない今
老若男女問わず、この状態に陥る人ばかりに見えます。

不良姿勢、横隔膜、呼吸の法則で行くと
横隔膜を使った呼吸ができれば姿勢の改善につながり
体幹の安定、機能的な身体が得られるということになります。

長引く腰下肢痛が、横隔膜の操作で緩解する症例がありました。

やはり身体は、全身の相互作用によって機能しています。

 

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