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超百寿者

健康寿命

新聞に“超百寿者”の記事がありました。
超百寿者とは105歳以上の人を言います。

2015年国勢調査によると、百寿者(100歳以上)は6万1763人。うち超百寿者は3916人。
百寿者で自立しているのは約2割。超百寿者の多くはこの2割に含まれます。

健康寿命の長さを決める要因を探ると
動脈硬化、糖尿病の割合が低く、若い時の肥満はほとんどないということ。

百寿者のうち自立している約2割の人が
若い時から健康寿命を意識し生活してきたかわかりませんが
戦後社会を支えてきたことは容易に想像ができるので
だとすると、健康寿命の意識はもちろん
自分の元気な将来像すら考えることはできなかったのではないかと思います。

生きるために食べ、食べるために働くという生命の基本活動によって
子孫である我々の豊かな生活はあります。

そして、平和や豊かさを求め進んできた結果
人生70年は遠い過去の話になり、男女とも平均寿命80歳超の長寿国となり
今後、寿命がさらに延びると考えると、リタイヤ後ほっと一息ついている暇はなく
少し早めにステージシフトしていく必要があります。

考える・選ぶ・進む
は、私が自立を促す育児で必要な要素だと考えていますが
人生100年、高齢でも自立を目指すなら、全てに必要なキーワードになると思います。

歳を重ねるにつれて否めない心身の衰えは
手放しで喜ぶことができない長寿の問題ですが
長生きを良いものとして考えられる社会にするために
できることは日常の中にたくさんあって
今の充実こそがきっとその一端になっているのだと思っています。

プラスをプラスに

ライフスタイル

小さな子を持つ親として、どうすれば子どものやる気を引き出したり
その気になってもらうか考えることは多いですが
育児書を読むとその多くに“褒める”ことで伸ばすとあります。

子どもにとっての日常は、できることがどんどん増えていき
楽しみや喜びに溢れて、色んな興味へと発展しますが
得てして少しの困難にぶつかると、簡単に背を向けてしまいます。

その対策が“褒める”。

難しいことを克服しようとするときにの褒め言葉は
確かに、子どもでなくても追い風になります。

大人になると、褒められることは極度に少なくなります。
褒められる代わりが報酬であったり役職地位であったりするのでしょうが
そもそもできて当然なことばかりなんでしょう。

痛みやつらい症状の原因を探るのは、言ってみれば粗探しです。
粗を浮かせて、その芽を摘むという作業です。

どんな仕事でも成果を上げるために行っているのは
この粗探しではないかと思います。

成長はマイナスをプラスにすることですが
プラスをもっとプラスにすることでも可能です。

褒めることはこのプラスのプラスに当たります。

症状把握のために、粗探しという推論立ては行わなければいけませんが
意識を高めたり生活そのものに活力を生むための
褒め言葉はとても有効だと感じます。

積み重ねられた科学

ライフスタイル

病気を紐解いていくと、細胞とか遺伝子といった究極の姿に行き着きますが
これらが病気その他の体の症状に関係があるとされ
研究され始めて、それほど長い時間を要していないのではないかと思います。

一昔前は、体に不具合が生じると神様に手を合わせていたと考えると
得体の知れない恐ろしい物体が浮き彫りになるというのは
心の痞えがとれ、それだけで楽になるものです。

科学が進めば進むほど、見えなかったものが見えるようになるわけですが
科学はあくまでも逆算的です。

現在事象をなぜ?という思考でさかのぼることで解明されます。

医療現場で行われているのは、これを基とする作業ですが
臨床とは想像、つまり将来を推測しながら
最高の一手を選択して遂行されます。

だから、多くの経験と知識、更にセンス
(元々備えられたものではなくて、知識の蓄積と実際の選択実施によって磨かれるものだと考えています)
といったものが必要だと考えられるし、結果にも大きく左右するのだと思います。

画像や数字的スケールで病態の見極めができない鍼灸師は
これらを駆使して評価、治療していかなければいけません。

どこをどのように操作すれば、症状緩解に至るか
即わかるようになると、名人と呼ばれるのでしょう。

膨大な情報からそこへ導くことができる名人はある種
根拠のない科学的な治療をしていると言えます。

科学は誰でも納得できる根拠となりますが
痛い、苦しい人の前では、その状態からの解放のほうが大事です。

症状と体の因果を緻密に考えることの積み重ねこそが
科学の構築だと信じ日々臨床に当たっています。

 

 

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