全体を見る意味
ライフスタイル
節目の時季を迎え、心身ともに慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。
開院十数年、季節と症状の因果は間違いなくあると感じていて
似たような症状での来院が増える傾向にあります。
どんなケースも、全身を評価することは変わりませんが
ルーティン化しただの作業にならないように注意しています。
それは基本的に、ヒトは偏見の塊だと思うからです。
悪い言い方ですが、偏った方向から見ることが常です。
自分の持っている知識や情報自体既に嗜好性があって
ある方向に全てを導こうとするように思います。
自身のスケールで図ろうとすることに問題はありませんが
事実を捻じ曲げてはめ込むことはあってはいけません。
ある見解は他の見方の上にあってbestではなくbetterであるということを
念頭におかなければならないと思います。
世の中はお互いがパズルのピースのような機能で補完して成り立っています。
自分にない物差しが必要な場合は、それを持つヒトに委ねれば良いのです。
然るべき医療機関で精査が必要と思われる症例があり想像通りの結果でした。
全体(身)を見ることの意味は一つではないということです。