妥協点
ライフスタイル
毎日ニュースで見ないことがない日大アメフット問題。
実業家堀江貴文氏がガバナンス欠如を指摘されていました。
ビジネスや商業目的の場合、営利目的で第三者の目が入りやすい。
しかし、部活動やアマチュアスポーツはそういう意味で閉鎖的で
ブラックボックスになりやすいと。
詳しく勉強したわけではありませんが
医療も昔はこうした風潮があったように感じます。
お医者さんに意見はおろか質問すらできない空気。
自分の体がどうなっているのか、またどうなるのか知りたいという当たり前の願望から
徐々に開けてきていると思われますが、特に、高齢の方と接するとそういった名残りを感じます。
一方的にやりたいことをやる医療で満足するのは与える側のみです。
我々のような個人の施術所も、患者さんは気に入らなければ行かなければ良いだけの話ですが
生き死にに直結しないにしろ、体について自分より知識ある相手の言うことが
正しいと思わざるを得ない状況下にYESしか言えなくなる人もいるのではないかと思います。
だからと言って、今のご時世、どんな業種もサービス要素が必要とはいえ
生涯を共にする体について、言い方は悪いですが患者さんの言いなりでは
不具合改善に至らないと考えるので、施術以外にも
生活習慣の見直しやいわゆる筋トレなどをお願いすることがあります。
必要なのは、お互いの妥協点を探すことだと思います。
どのような生活、アスリートなら競技を進めていきたいか。
相手の真意を引き出す、そこにお互いの求める妥協点が生まれると思っています。
私の大義は、健康寿命に寄与し健康の自立を促すことなので
このポイントを探る作業は、長くお付き合いさせていただくという意味でとても大事です。
以前、カット2万円でもお客が殺到とい美容師の記事を見ました。
高額にもかかわらず、お客の多くは若い学生で
スタイリング技術は当然として、そこが人生相談の場になっていて
親や友達ではない中立の立場である美容師が親身に話を聞いてくれる
といった内容っだと思います。
相手を引き出して背中を押すことで生活は変わります。