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変化を与える環境に

治療室

新年度、弊院は14年目を迎えます。

正月よりも4月1日開院のためか気持ち新たになるのはこの時季です。

前の年を省みて自分で次の1年のテーマを掲げますが
考えたことを現実にするのは、やはり日々の小さな能動的変化だと感じます。

経験や知識(情報)はこれの積み重ねでしかなく
より良い結果は、いかにそれに意識を集中させることができるかに懸かると思います。

よって、気持ち新たな時季とはいえ普段と何らやるべきことは変わりません。

しかし、子どもの進級や新生活を迎える人たちのニュースを耳にすると
ワクワクするし襟を正そうという気持ちになり
自分を取り巻く環境によって自分の気持ちや意識が変わることに気付きます。

心身に不具合を抱えて来院する方々に
弊院が変化を与えられる環境(存在)であるよう新年度も日々精進します。

準備で勝負は決まる

腰下肢痛

慢性疼痛疾患の約半数を占める腰痛(腰痛は診断名ではありません)。
腰の痛み、と一言では言い表せない所見があり、原因が考えられます。

腰痛を緩解させることができれば
治療家として食うに困らないという先生がいるほどで
それだけ多くの患者と付随症状があるということです。

話は変わりますが、一流シェフが作る料理は
味はもちろん、見た目もアートと言えるほどキレイです。

出された料理をどれだけ味わって食べても
作ることにかかった時間を上回ることはないでしょう。

想像するに、調理の大半を素材選びと下ごしらえが占めるのではないかと思います。
それは、火を通したり味をつけたりする前に(もちろんその技術も重要だと思いますが)
作品としての価値は決まっていると思うからです。

つまり、準備の段階で勝負はついているということです。

腰痛という広義から、なぜそうなっているかという原因を推測しポイントを絞る。

鍼を打つ、手技を加えるという施術そのもの以前に
この準備で施術効果は大きく変わると言えます。

また、ツボという不安定な点の概念が
より小さな点になるということも実感します。

長引く坐骨神経症状に一筋の光が差し込む症例がありました。

’18吉備路マラソン

プライベート

慣例行事です。吉備路マラソン10キロ。

去年より、走行距離、体重、身体の感覚的な軽さは優っていたので
自分への期待が大きかったのですが、蓋を開けてみると
ネットで5秒の短縮に留まり、jogのみの限界ポイントだと感じます。

元々、速く走ることではなく、続けることから得られる
体力が衰えることの減速や、運動の習慣化
何かを意識して走ることでの心身の変化の認識などが目的なので収穫は毎回あります。

今回、スタート地点で会話した、兵庫県の50代男性の言葉が印象的でした。

マラソン歴5年、フルでサブスリーだそうですが
距離を伸ばすことに重きを置いていた4年間、終始どこかに
痛みなどの不具合があったそうです。

この1年、ペース、距離、休養をランダムに
つまり、身体への刺激に変化をつけると全く故障しなくなったと。

この裏には、多くのことが隠れていますが
いつも言う、能動的な変化が間違いなく結果に繋がっていると思います。

新たな取り組みに成功の確約はなく、好結果(根拠)はあくまでも後付けの理論です。

普段の仕事でも、自分の中ではかなりチャレンジしているつもりです。
それは、ここに鍼をすれば症状が緩解すると万人に共通しないからです。

“何をしなければならないか”の追及ですが、多くの選択肢の中から“何をすれば良さそうか”
その時点の最優先の選択をし続けることで、新しく引き出しが増え理論が生まれる。
今はまだまだそんな段階です。

この方に先着されましたが、ゴール後お互いを労い合えました。
ただ走る、ことが与えてくれる報酬に感謝です。

 

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