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『遺言』

ips論文で不正。もう、この類のニュースに驚かないが少し心配だった。
それは、山中教授の進退問題への言及があったからだ。 
山中教授に会ったこともないし話したこともないが
偉業を成していてかつ、メディアを通して伝わってくる
謙虚で誠実な人物像にとても好感を持っている。

私は、理想論だが頑張っている人が報われる世の中がいいと思っていて
偉そうだが、山中教授は間違いなく頑張っている。
だから、山中教授が頑張れる環境が保たれることを望む。

原因があって結果がある。
というのは間違いではないが全てがそうとは限らないと思う。
だから、どうすればこういうことにならないかいくら検証をしても
防ぎようがないのではなかろうか。

どんなに新しい医療技術をもってしても人は必ず死ぬ。
という発想に似ているような気がする。

だとすると、ipsをはじめ色んな研究は無駄なのか。そんなはずはない。
それを善や悪、0か1、正解・不正解だけで評価しようとすることに疑問を持つ。

そういう自分も、正しいのか間違っているのかという呪縛に囚われている感が強い。

養老孟司さんの『遺言』を読んだ。
少しラクになったというか、向いていた思考の矛先が広がったような感じがする。
今、皆が感じていると思われる、なんか変。に気づきを与えてくれている。

膝に起因しない膝痛

スポーツ傷害

スポーツ障害(いわゆるover use)で来院する選手は
ほぼ関節可動域の前後左右差を認めます。

何度か指摘していますが、シンメトリーな構造と機能を持った
人はいないと経験上考えますが、そうした中でも一定範囲を逸脱した状態下で
局所に刺激が入り続けたとき、症状として現れるのではないかと思っています。

厳密には、意識の有無に関わらず、自己制御が長時間保てなくなると
出現するのではないかと推測します。

単純に構造と機能の問題だけではないと考えますが
筋の張力バランスによって生じた関節機能の不具合は
我々の得意とするところです。

膝周辺の痛みを主訴とするランナーが続きました。

腰椎をメインとする下部脊椎、仙腸関節、足関節などの機能低下
有力な原因部位は異なりますが、結果として同じ膝周りに痛みを訴えます。

動きの連動を考えて筋張力のバランスを図り局所の鎮痛で著効をみます。

更に、筋力均衡を保つために必要な補強やストレッチも
加えてお伝えするようにしています。

 

0.16ミリの奇跡

鍼灸、その他治療

経験の医学と言われる鍼灸は、科学が発展した今でも
その名の通り効果が経験によって左右される傾向にあります。

よってエビデンス(根拠)や方法論についての書籍は
現代医学のものと比べて極めて少ないです。

しかし、模範となる絶対的な師や
すぐに相談できる同僚などがいない孤独な鍼灸師にとって
本は治療そのものや効果に影響を与える大きな存在です。

また、先日の共同通信の発表によると
平成元年以来、約30年で自己啓発市場が約3倍に拡大されたそうです。

雇用形態の変化や、スキルアップを個人で行おうとする人が増え
タメになるかは別として、書店には多くの本が並んでいます。

同僚のいない私にとって本は自己啓発の意味でも大きな存在になっています。

年末、スポーツトレーナーの先駆けとして知られる
白石宏先生がモデルになった漫画を発見しました。

ストーリーや治療が漫画とわかっていてもリアルで
停滞したときに奮い立たせてくれそうな内容です。

一番感じたのは、器用不器用はあっても、突然、技術が進歩することはなく
目の前の細かい作業を、いかに丁寧に繰り返せるか
もし大きな結果が得られるとすれば、その延長線上にしか存在しないということです。

自分の“継続が唯一の成功への近道”という座右の銘に当てはまります。

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