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歳をとるのも悪くない

健康寿命

先日、生涯現役を貫かれた日野原重明さんが105歳で亡くなりました。

多くのメディアが訃報を取り上げました。

今日、日本の100歳以上高齢者は6万人を超え、珍しくなくなっていますが
生涯現役を全うし、医師の立場から生きることについて訴え続けてきた様は
100歳を超えた高齢者らしからぬパワーでした。

日野原さんの生き方は、今後超高齢化を迎える社会にとって
間違いなくお手本になるし、そうすべきだと思います。

置かれる立場は違っても、長くかつ健康で生きることのコツはあると思います。

それは、長寿を分析した結果とか、科学の裏付けではなくて
生きているヒトそのものという、まさに生き字引にほかなりません。

100歳超え、生涯現役以外にも日野原さんが讃えられることは多く
根底にある謙虚な人間性が、全ての言動に共感できるのだと思いました。

日野原さんの生き方を見ていると、歳をとるのも悪くないと少し思えます。

感覚の理解と共有

鍼灸、その他治療

感覚を言葉で伝えるのはとても難しい。。

自分の、もしくは想像の中の感覚を言葉を介して他者に伝えるとき
同じ言葉の引き出しはたいてい持ち合わせていても、感覚のそれはないことが多いと感じます。

身体に生じた痛みや不具合の原因の矛先を、姿勢や骨格に持っていくと
必然的に感覚をお伝えして早期症状改善を促すということになります。

例えば、椅子に座った状態が長く続くと首肩が痛むという場合
一方の臀部に顕著な荷重があって、それが骨盤の捻れ、背骨の捻れに伴う背筋張力の左右差
視覚優位のため頭位(首)での代償という機序によると推測したとします。

自助努力として左右均等の座面への荷重をお願いしたいのですが、かみ砕いた言葉を使って伝えると
右と左のお尻に同じだけ体重がかかるように座りましょう。とか
宙に浮いた椅子がひっくり返らないように座りましょう。とか
ハリウッドにキレイなお尻の型を飾ってもらう感じで座りましょう。とか
試行錯誤で腑に落ちそうな言葉を選んでお伝えしたとしても
左右均等の感覚が得られない、もしくは想像できなければ言葉は共有されません。

弊院は、スポーツの現場で用いられるような超ハイテク機器は持ち合わせておりませんが
お許しがあれば写真、動画を撮り(動画の場合アプリを使って)解説させていただいています。

客観視することで感覚の理解が得られることもあるので
言葉と画像、両方を使ってできる限りお伝えしています。

クセがすごい

姿勢

岡山出身のお笑い芸人「千鳥」のフレーズ“クセがすごいんじゃ”は
岡山弁と言い回しの何とも言えない感じに爆笑してしまいます。

癖とは無意識におこなう習慣的な行動を言います。

ヒトには色んな癖があって、姿勢はその象徴だと感じます。

慢性的な痛みや強張りを姿勢が原因とする考え方は強く
スポーツにおけるover use、スポーツ障害でも姿勢由来と考えられるものも存在します。

姿勢とは止まった状態のみを言うのではなく
広義にはある関節の動きの均衡性まで含むと考えています。

つまり、関節可動、筋力、視覚に委ねた非対称の軸バランスなど
複数の要因が重なってあるべき姿勢が崩れ、個人のもつ不快閾値を超えたり
weak pointと重なると痛み強張りとして症状化するのではないかと思っています。

全ての人の動きは教科書に書かれた内容のようにはいかず
また年齢や性別によっても大きく異なるため
何が、どこが正しいのか相対的に導き出すことはできません。

しかし、ひとりの人をじっくり観察すると、その人のもつ癖があぶり出されてきて
治療の上で大きなヒントとなります。

癖という漢字の部首は「やまいだれ」です。

クセがすごいと笑いではなく病(やまい)に陥ってしまうかもしれないので
注意が必要です。

 

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