薀蓄(うんちく)
ライフスタイル
10年余り使った炊飯器が壊れたので、量販店へ行きました。
家電購入前に、インターネットを使って商品の情報を事前に知ることは
今の世の中では当たり前になっていて、殆どの人がそうしていると思っています。
ただちに購入を迫られているこの度も、やはり事前情報を入手しようと試みましたが
炊飯器の進化に驚かされ、何が欲しい情報なのか見失ってしまいました。
日頃、炊飯器に光を当てて見ることはないので、想像を絶する品数の多さに絶句しました。
情報入手を半ば諦め、現場でのフィーリングに委ねることにしました。
とはいえ、購入に際し、最優先事項は値段です。
店へ行き、売り場を見て、やはりその数の多さに目移りする訳ですが
値段で選別すると4~5つに絞れます。が、具体的な決定像がないので、ここから葛藤が始まります。
そこで店員さんに商品情報を尋ねるのですが、結果、この薀蓄は決定に大きく左右します。
自分の中でよくわからないものは、人の意見が重要になるのだということです。
店員さんの薀蓄のおかげで、スッキリいい買い物ができました。
販売業に限らず、医療でもサービスという言葉が使われるようになり
情報開示、治療法の選択・決定などを含むインフォームドコンセントは
提供される側に立つという意味で、その象徴と言えると思います。
痛みや不具合の生じた体で医療機関を訪れる方は
なぜ痛いのか、なぜそのようになっているのか
解らないことへの不安の解消に説明を求めることは多いと思います。
薀蓄。は症状を抱え、不安な患者さんを安心させるために役立つと思いました。