普段、健康について考えたり、それを人に伝えているわりに
40歳を過ぎて行政から送られて来る、健康診査の案内を無造作に机の上に放っていて
封筒の色が変わっていくように見えるさまに、何だかザワザワしたので
ようやく3年ぶりに健康診査へ行ってきました。
会社員の方は、国が事業者に健康診査を義務付けているので
最低、年1回は受診されると思いますが
私はそれほど管理されていませんので、3年も蔑ろにしていました。
病気やケガをした時の医療を、治療医学というのに対して
健康診査など、病気にならないための医療を、予防医学と言います。
これは、更に、第一次から第三次に分類され、健康診査は第一次にあたります。
何か、荒探しのようでドキドキしますが
普段ドキドキすることも少なくなってきたので、返って新鮮です。
乱暴な言い方ですが、おぎゃっと産まれた瞬間から、死に向かって走るのだとすると
結局死んでしまうのだから、健康診査なんてしなくても良いと思ってしまうかもしれませんが
日頃、死を殆どの人は意識することなく過ごしていて
そこそこの歳になって、病名を告げられたり、薬を処方されたりすると
そこから漠然と死(今が永久に続かない)を意識するわけです。
痛い、つらいなどの症状があろうものなら
それこそ必死になるわけです。
それが人間の性というものだと、お釈迦さまは悟ったので
仏教はできたといっても良いと思います(関係ありませんが)。
健康診査は、カンフル剤として効果的だし
自分ではない、客観的な評価は、生活習慣を改める格好のチャンスと言えます。
手前味噌かもしれませんが、鍼灸自体や、他者評価の意味でも
鍼灸治療は健康の一端に、活用していただけると考えています。
全ての検査結果はまだですが
身長が2㎝縮んでいたのは、どうすることもできませんが、カンフル剤としては十分でした。
生まれて四十数年しか経っていませんが
昔と比べて今は、若くても色んな事に挑戦できる世の中だと思います。
年齢や経験に関係なく、結果をきちんと評価してくれる人がいるということです。
若くしてベンチャーを立ち上げ、社会に貢献できる結果を出したり
その評価を受けている人たちをメディアでよく目にします。
この人たちを成功者というのだと思いますが
志半ばにして挫折してしまった人たちの存在もあることと思います。
両者の違いは何か。と考えた時、資金調達といった経済的理由
成功するという貪欲な精神など、色々想像しますが
最後は失敗をどう捉えるか、つまり、失敗からの学びではないかと思います。
リスクを回避して失敗しないという方法も正しいのですが
目の前の問題をいかに早く解決するか。
同じ失敗をしたとしても、前回より早く立て直す方法を考え実行することの繰り返しが
情報処理能力を高め、一手二手先まで見通すことができ、結果、失敗が成功になるのだと思います。
考えているうちはまだまだ。直感でこれができる人をプロと呼ぶのだと思います。
鍼灸師の仕事に、失敗は当然ないほうが好ましいですが
成功との線引きもとても難しく、患者さんや第三者と共有できるスケールに乏しいため
悶々とすることがあります。
少なくとも、失敗と感じる要素の排除が
限りなく成功に近づいているということになると思います。
日々、それを考え実行することで
先を見通せるプロの感触を一度でも多く味わいたいと思っています。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
9:00 ~ 16:00
休鍼日