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連動③

姿勢

痛みや凝りといった症状を持つほとんどの人に動作の制限があります。

肩が痛いからといって肩だけに動きの制限があるのではなく
それ以外にも見られることもしばしばです。

これは、動くために(姿勢を安定させるために)全身が連動していることを意味します。

全身の骨

身体には、正しい使い方があります。

正しい身体の使い方の前提は、良い姿勢と言っても良いと思います。

容姿端麗なモデルでも、腰が痛かったり肩が凝ったりします。

また、腰の曲がった、おじいちゃんおばあちゃんの全てが
腰痛かといえばそうではないと思います。

良い姿勢の条件は、力学的、形態学的な安定だけではなく
その判断基準は、色んな視点によって変わり
また、その捉え方によって異なるからです。

しかし、動きやすさを求めて得られたものや
何かに都合よく合理的なものは、必ずしも良い姿勢とは限らず
むしろ、良い姿勢は少しの強制があって成り立ちます。

だから、どこかでその動機付けをする必要があり
客観的に評価できる、いわゆる良いとされる姿勢に近付けることは
正しい身体の使い方の基礎となると考えるので
治療に際し時間をとってアライメント(ある姿勢における骨の位置や
身体各部位の並び)を診ることになります。

 

連動②

姿勢

やわらかい‐かたいは相反する言葉でありながら、両者は同義にもなると考えます。

全ての動きはその中に必ず“止まる”を含みます。
言い換えると、動くためにはある姿勢を安定させる必要があります。

歩行を例に挙げると、股関節‐膝‐足首と関節が曲がる、伸びるの役割を担い
地面に体重を伝えることで前に進みます。
関節が柔らかく使えれば大きな歩幅で進むことができます。

一方で、足裏が地面と接している時、伝えた体重によって
返ってくる反動に耐えなければ進むことはできません。
強い反動に耐えるほど大きな歩幅になります。

全身の連動で関節を曲げ伸ばしし
地面と接する瞬間は止めるということを繰り返し歩行が成立します。

そうすると、全ての姿勢は力を伝えることと、支えることで成り立ちます。

客観的に止まって見えても同じことが言えます。

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関節(や筋)をやわらかく使い、また、強く(かたく)支えることで安定が得られます。

よって、姿勢の安定の意味では、両者は相反する言葉でありながら同義となるのです。

また、両者はその大きさが等しければ、より安定し代償や補填を生みません。

ある一点を切り取って評価しても、本質は見えないことがあるのです。

連動

姿勢

身体が“硬い”と聞いてあまり良いイメージは持たない。

スポーツの世界では、身体が硬いとケガをしやすいと言われるが
実際、そうかどうかは置いておいて硬いことで動きに制約が出ることは間違いない。

走る局面で、股関節の硬さは一歩の長さに影響する。
つまり、柔らかいほうが長いストライドが得られる。

止まった状態で前屈すると、硬いかどうかすぐわかるが
それは動いても反映され、硬い動きになるので
止まった状態よりわかりにくくなるがそれでもわかる。

動くことでわかりにくくなるのは
動くということはある一つの関節とそこに隔たる筋肉のみが動くわけではなく
全体の動きになるからだと思う。

ということは、ある動きで必要な可動がバランスよく得られないと
動きの悪いところの補填を、何かが担うことになる。

これが、強張りや痛みといった症状に繋がるのだとすれば
止まった状態の前屈が柔らかくても起こり得ることになる。

単に、止まった状態の前屈という動きにおいて全体が機能しているのみで
違う動きになるとどうかわからないからだ。

PC作業で腰痛になる人は多いが
同じ姿勢を長く続けると疲れることは誰でも知っている。

しかし、腰痛になる人とそうでない人がいるということは
その人にとって、座った姿勢がバランスの良い状態かどうかということになる。

止まっているか、動いているかは問題ではなく
その姿勢に対する全体としての動きがスムーズかどうかということになる。

つまり、連動である。

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連動していない動きは動いているのではなく
自分でありながら、動かされていると言った方が良い。

そのように強いられているという受動的な意味でも
強張りや痛みなどの症状が出てもおかしくない。

その姿勢を取っているのか?取らされているのか?

何となくでも気付いている人がほとんどだと思う。

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