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偏ることの危険性

ライフスタイル

前回の感覚のところで示したように触ることで得られる情報は多い。
最も狭義でこれを体性感覚と呼ぶ。

普通は何かに触れるとその情報は感覚神経(求心性)を伝い脳(中枢)に送られ
必要な動きを運動神経(遠心性)から筋などの器官へ送る。(脳を介さない反射と呼ばれるものもある)

だから対象に対する知識や経験があれば見なくても触っただけでそれが何かわかる。
たまにテレビでやっている箱の中身はなんでしょうである。

人はこの他に視覚、聴覚、味覚、嗅覚、内臓感覚(空腹など)、平衡感覚などを持つ。

何が欠けても生活に支障があるが、今の世の中はあまりにも視覚に頼り過ぎていて
他の感覚とくに触覚と味覚が鈍くなっている気がする。

こどもの発熱を体温計の数字ではなく
額を触ることでわかる人がどのくらいいるだろう。

食べ物の消費期限をパッケージの表記ではなく
自分の舌で感じれる人はどのくらいいるだろう。

数字は万人が共通して理解できるスケールだが
それだけで白黒決まるものばかりではない。

しかし大抵の要求はは明確な表現による理解と認識ではなかろうか。

夏にスーパーの果物売り場でスイカに貼られた糖度を表すシールを見て違和感を感じた。
美味いに越したことはないがそこまでする必要があるのかと思った。

スイカ

売り物の切ったスイカを指でグイグイ押すのはどうかと思うが
身の詰まり方を手にとって感じるのはあり!?だと思う。
(賛否あると思うがご勘弁願いたい)

僕は美味い物を見極める能力も生きる力だと思う。
仮に美味そうに見えて買ったスイカが不味くても
自分の見る目のなさに笑える人でありたい。

人の機能は使わなければ衰える。

あるものに特化して結果を求め過ぎると
ここぞという時に誤った選択をしかねないように思えてならない。

感覚の重要性

ライフスタイル

自分の経験にないことを想像するのはとても難しい。

痛みやだるさなどの症状は見た目にわからないものもあるし
その症状の経験がなければ患者さんの本当の気持ちはわからない。

腰が痛いと言えば整形外科ではレントゲンやMRIを撮り
痛みの原因を追究し画像というスケールで伝えてあげることで
患者さんは腑に落ちる。

原因が解れば患者さんは痛みなどの症状をいくらかでも
理解してもらえたと感じる。

我々鍼灸師は症状の原因追究のため皮膚に触れる。
一番わかりやすいのは硬さ、いわゆるツボを探す。

この生命線が手の感覚になる。

手の感覚というと触覚と思われるだろうが
触れることで得られる情報はたくさんある。

触、温、冷、湿、燥(乾)、圧(硬、軟)など。

感覚は定量できないので伝えることが難しいが
五感をフル稼働して感じた情報から症状を和らげるための
治療に反映させる作業は鍼灸師の醍醐味である。

鍛えられた手の感覚を持つ鍼灸師は
熱いお茶の入った湯呑を持つこともままならないと聞くが。。

湯呑を持つ手

まだまだ修行の中ばであることは間違いなさそうだ。。

 

 

 

Fun Cup'15

プライベート

夏休み最後の日曜は地域のスポーツ少年団
南輝サッカー主催"Fun Cup"に救護のお手伝いとして帯同しました。

FUN CUP'15

昨夜の雨の影響で土のグラウンドはボールが走らない生憎のコンディションでしたが
昨日の予選リーグに勝ったチームによる決勝リーグが行われました。

県内外から多くの参加で曇り空を感じさせない小学生の熱気で盛況でした。

コンタクトプレーの競技はとくにケガ人が出ないことをただただ祈るばかりですが
本日も事なきを得て胸をなで下ろしています。

一日中走り回った小学生の皆さん、本当にお疲れさまでした。
夏休みも残すところあと一日。
宿題がまだの子たち、本当の戦いはこれからです(-"-)

大会関係各位の皆様、本当にお疲れさまでした。

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