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子どもの自立を育てる

ライフスタイル

スポーツの秋真っ只中。
昨日は体操を習う息子の大会に行った。

練習と違う場所だったり人から見られたりは緊張感が増し
それが良いほうへ作用すると思った以上の力が発揮されることがある。

逆に上手くしなければといった内向きの力が強かったりすれば
練習で出来ていたことができなっかったりする。

小学校低学年の息子レベルでは一般的に技術の劇的な向上はないが
自意識の高まりでメリハリのある動きになる。

練習という努力の積み重ねを吐き出す場は絶対必要だ。

なぜならそこから上手くなりたいとか悔しいといった
その後の成長に繋がる経験を得ることができるからだ。

向上心が生まれると少々の叱責はむしろ背中を押す方向に働き
具体的な指導は目標が鮮明になり、より早い成長が望めると私は思う。

逆にそこに至るまでは、できる限り良いところを見つけて褒めなければならないと思う。

私は習い事で親が頑張ることはこの「褒めること」と
「安全で時間を守った送迎」だけだと思っているし実際意識的にそうするよう努めている。

親が技術的なことに口を出したり指導者の負の部分を子どもに伝え始めると
子どもは指導者より親を慕うようになり教える側と教えられる側の関係が成立しなくなる。
(学校の先生を昔ほど慕わなくなったのもこれが一つの原因だと思う)

何かを教える教えられるには信頼関係が必ず必要で
信頼できない人からの教えは実現できるはずがないし学びを奪うことになる。

教えることで自立を促すなら、自立とは
「考える力」「選ぶ力」「進む力」だと私は思っているので
親の偏見や先入観は子どもには全く関係ないし必要ない。

子ども 夕日

自立のために背中を押し続ける。

これは助言やアドバイスではないと思う。

未練のない引退

ライフスタイル

プロ野球中日ドラゴンズの山本投手が昨日
数々の最年長記録を樹立し現役を引退した。

Old baseball, glove, and bat on field with base and outfield in background.

公式戦最終試合の先発として打者一人限定の当番だった。

僕はプロ野球の熱狂的なファンではないがスポーツ全般
観ることはとても好きで、現役最年長投手の引退試合は興味深かった。

先日の引退会見で、技術は今がピーク
体力があれば20勝できると言っていたのが印象的だった。

身体の衰えを感じながらそれを補う技術を日々研鑚し続けることができたから
これまで一線でやってこれたのだろうと思う。

しかし、心と体に隔たりがあることはとても苦痛である。

そう思うと日常の時間のほとんどを野球に注いでいたと想像できるし
その姿勢から元気や勇気をもらえる。

最後のバッターを内野ゴロに打ち取った後の涙はとても感動した。

相手の広島カープはCSを賭けた最終戦、是が非でも勝ちに行く試合なので情けはなかったはず。

引退宣言するということは、それまで時間をかけて決断に至っているので
力のベクトルは上昇するとは考えにくく並、またはそれ以下だと僕は想像する。

だからこそ最後のバッターには何が何でもヒットを打ってもらいたかった。

本当に好きな野球の最後はコテンパンにやられたほうが後ろ髪引かれず
やり切った感を得て引退できると思うからだ。

打ち取ってしまった山本投手の脳裏にもう少しできるかも、、
という思いがよぎったとしたら気の毒に思う。

完封負けしCSを逃した広島の最終戦の結果は一人目の打者で決まっていたように感じる。

山本投手の長年の功績をたたえ心からお疲れさまと言いたい。

鍼灸師像

ライフスタイル

開院して12年目であるが度々触れているように
鍼灸の世界はいわゆる一般社会から少し離れていると思っている。

受けたことがある人の少なさや効果の認知度などからそう思う。

僕自身は鍼灸師になるずっと前から患者歴が長くあるので
元々それほど遠い存在ではなかった。

だからこそ俯瞰視しようと努めなければ本当の患者ニーズに応えれないと思う。

鍼灸に対して興味が全くない人(世の中の殆どだと思うが)は別として
興味はあるが受けたことがない人の足かせになっている最大の原因は
鍼は痛く灸は熱いだと言われている。

いくら痛くない熱くないと言っても潜在意識は実際経験しなければなくならないだろう。

このライオンはきちんと調教されてますので絶対襲ってきません。
さぁ触ってみて下さいと言われても僕は絶対触れないと思う。

例えが極端だがそんな感じに違いない。

では興味の部分を考えた時、当然今ある不快な症状を楽にしてくれるかも…が最優先で
知らない世界が故にその期待が膨らむ。
例えば1年患った痛みを一発で取り除いてくれるなどの妄想(期待度が高いと仮定してあえて)。

科学的な裏付けに基づく西洋医学は保険制度や認知度から
患者が受け慣れしていて検査、診断、治療が想像できてしまうのかもしれない。

僕に鍼灸受鍼歴がなく興味を持った人だとしたら
鍼灸師とは白髪頭で口顎に長い髭を蓄えたお爺さんをイメージする。
そして怠惰な生活を見透かし強面で改めるよう叱る。

鍼灸師像

鍼灸の効果ではなく鍼灸師の人物像を想像してしまったのだが
知らないおじさんに叱られる環境は昔と比べて随分少なくなった。
ましてや大人が誰かに叱られる状況は想像し難い。

人にはわかってはいるが止められない惰性的な面があって
それを注意して改めさせたり気付かせることができるのは家族や身内ではなく
全く所縁のない誰かだったりするし、かなり効果的だったりする。

僕の勝手な想像はひょっとすると鍼灸に興味のある人が少なからず見えないところに持っていて
注意されたり指摘されたいのかもしれないと思った。

白髪頭で長い髭を蓄えるにはまだまだだし、そこを目指しているわけではないが
注意指摘が患者さんのためになるならば年相応の態度でお伝えしたい。

 

 

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