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決断力

ライフスタイル

先日70代の男性が治療中に
“この歳まで生きたらあとはどうなってもええ”と笑って言った。

笑って言うことではないがその言い方や場の空気で
思わずこちらも笑顔になった。

これまでの人生で色んなことがあって平穏になった今
腹がくくれたというか人生のひとつの決断ができたのだと思った。

人生は日々、決断の連続である。

決断力

得意先への見積りをいくらにするか
目的地までの道のり右に曲がるか左に曲がるか
外食のメニューを何にするか。

老若男女少なからずこんな決断を繰り返して過ごしている。

決断の速さ、的確性など重要案件を膨大に扱う
アメリカのオバマ大統領や実業家スティーブ・ジョブズ氏は
決断力を浪費しないため決まった衣服しか着ないそう。

何かを決断するということは何かを選ぶことであるが
何かを選ぶとき選択肢が多すぎると真意から懸け離れる気がする。

有名な脳外科医が手術に際し最も大切なのは事前の準備だと言っていた。
あらゆる想定をするのだろうがその中でも幾通りかの優先順位を決めるのだと思う。

直感や経験がものを言うのは二択、三択のレベルで
そこに至るまでの準備が決断には必要なのだと思う。

動かすことと安定させること

姿勢

身体を色んなパーツで分けたとき
各々が独立した存在になるが
ヒトとして活動するときそれぞれが関連して動く。

静と動

だからある一部の骨や軟骨などの位置異常は
他の部位に影響を与え痛みなどの症状を作る。

以上を運動連鎖と表現しがちであるが、狭義の運動連鎖とは
全体の中の一部と一部が解剖学的なつながりで
ある一部が動いたとき他の離れた部分に影響することである。

普段の臨床でどこかに痛みを訴えられると
何故そこに痛みが発生したのか、日常の生活内容や
姿勢などを尋ね、そこから遡って考える。

しかし必ずしも結果はパターン化されず
運動連鎖の観点からも無理が出てくることがある。

それは骨格の位置異常が大きいとき痛みなどの発信源から
離れたところへ影響する以前に姿勢による制御が
優先的に出てしまうことがあるからである。

痛みなどの症状が出ると知ってか知らずか
このような反応は人間の危機回避能力の高さの裏付けであると思われる。

ただ姿勢制御には表裏の関係という原則があってヒトの身体を
上半身と下半身で考えたとき互いに逆方向に動きやすい。

だから、例えば膝に痛みがある場合、気をつけの姿勢の位置修正を行うとき
下半身の修正で姿勢が悪化すれば原因が上半身にあると推測できる。

ということは、何もしないのに肩が凝ったり腰が痛くなるというのは
止まったときの姿勢、つまり身体を安定させようと制御していることが
既に症状を作る形になっているということも有り得ると思う。

 

幸不幸の基準

ライフスタイル

連日35℃を超える猛暑が続くが、人の感覚は本当に不思議で
屋外から陰に入っただけで涼しく感じる一方で
クーラーの利いた部屋からそうではないところに行くと暑く感じる。

慣れとは一種の麻痺で慣れていることを意識できなければ
居心地の良い状態の境界は知らない間にどんどん上がってしまう。

暑い場から涼しい場へ移動したときの幸福感。

日常のほんの些細な出来事であるが
苦しみからの解放や、欲が満たされた時、人はただ喜びを感じる。

幸不幸は人それぞれが基準を持っていて
いちばん大切なのは自分自身がどうなのかということであると思う。

幸不幸の基準

社会や企業などで人を評価するとき
あの人は成功したとか、失敗したとか言うが
第三者の評価は同じ対象に対してであっても時に違ったりする。

そんな評価に一喜一憂してしまったり
また、自分以外の他者がどうかによって
自分の幸不幸を左右される人がいる。

自分を持ち上げるために粗探しをしたり弱点を見つけたりする考え方。

そんなことはどうでもよくて
自分の中以外に幸福の基準を作ると
本当のそれになかなか辿り着くことができない。

本当の幸福は実はその辺にごろごろ転がっていて
それに気づくかどうかは自分の中の不幸が何かに気づいた時であると思う。

 

 

 

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