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共有の意味

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日本人初となる世界七大陸最高峰の単独無酸素登頂に挑戦する
登山家栗城史多さんが、世界最高峰エベレストへ5度目の挑戦をしている。

エベレスト

冒険だけが冒険ではなく見えない山に向かって登ることすべてを冒険と称し
それを共有すること、自身の挑戦をインターネットを使って中継することで
一人でも多くの人の背中を押すことを目的とし何度も挑戦を続けている。

生きるか死ぬかの境地は究極の恐怖だと思う。
更にそれを一人で味わうとなると自ら進んでというわけにはいかない。

それにあえて挑むには登山家にしかわからない精神があるのだろうが
怖さや苦しみは一人で抱え込むより誰かと分かち合ったほうが絶対に負担が少ない。

そこへ行った人しかわからない生死の狭間の経験を共有すると掲げての
インターネット中継を試みている栗城さんだが
実際その場にいるのは一人でも映像を通じて誰かがそばにいると感じるのは
恐怖や苦しみの荷が少し軽くなるのではないかと思う。

普段来院される患者さんは体調の不調を話される。
当然こちらが欲しい情報なので時系列やその質などについて尋ねることになるが
なぜ不調なのか話して行くうちに紐説かれていく。

話すだけで回復する訳ではないと思うが
聞いてもらうだけで楽になるのではなかろうか。

恐怖や苦しみを自分以外の誰かにわかってもらえたと感じるとき
少し心の痞えが取れる。

怖い苦しいとき誰かに伝えるべきだが伝える相手がキャッチしようとしていなければ
投げてはならない。

投げて受けてもらって初めて共有が成立する。

105歳陸上世界新記録!!

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105歳陸上100Mと砲丸投げ2種目で世界新記録。

105歳世界新

過去にこのクラスでの公式記録がないため当然ではあるが
暗いニュースが目立つ近頃、これを聞いて元気をもらった人も多いと思う。

歳を重ねるにつれて出来ることに対する抑制が強くなる。

やってみなければわからないが、その後の想像をすると
ブレーキをかけてしまい、できていたかもしれないことをやる前から諦めてしまう。

これは健全なリスク回避能力であるが、その境界線を誤ると何もできなくなるし
恐らく口から出てくる言葉は言い訳ばかり聞こえる。

周りの人も当然本人は達成感や幸福感を味わうことができない。

超高齢化社会を迎えようとしている日本のひとりの高齢者が
日常とする挑戦ひとつで多くの人を勇気付けられることを思うと
少々のリスクは何をするにも付きまとうもので
だからこそやり甲斐や成功への意欲が湧いてくるのである。

目標タイムに届かず更に挑戦するという弁を聞くと驚かされ感動するが
そういった感情を持った自分の固定観念を失礼に思う。

もっともっと挑戦して欲しい。

偏ることの危険性

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前回の感覚のところで示したように触ることで得られる情報は多い。
最も狭義でこれを体性感覚と呼ぶ。

普通は何かに触れるとその情報は感覚神経(求心性)を伝い脳(中枢)に送られ
必要な動きを運動神経(遠心性)から筋などの器官へ送る。(脳を介さない反射と呼ばれるものもある)

だから対象に対する知識や経験があれば見なくても触っただけでそれが何かわかる。
たまにテレビでやっている箱の中身はなんでしょうである。

人はこの他に視覚、聴覚、味覚、嗅覚、内臓感覚(空腹など)、平衡感覚などを持つ。

何が欠けても生活に支障があるが、今の世の中はあまりにも視覚に頼り過ぎていて
他の感覚とくに触覚と味覚が鈍くなっている気がする。

こどもの発熱を体温計の数字ではなく
額を触ることでわかる人がどのくらいいるだろう。

食べ物の消費期限をパッケージの表記ではなく
自分の舌で感じれる人はどのくらいいるだろう。

数字は万人が共通して理解できるスケールだが
それだけで白黒決まるものばかりではない。

しかし大抵の要求はは明確な表現による理解と認識ではなかろうか。

夏にスーパーの果物売り場でスイカに貼られた糖度を表すシールを見て違和感を感じた。
美味いに越したことはないがそこまでする必要があるのかと思った。

スイカ

売り物の切ったスイカを指でグイグイ押すのはどうかと思うが
身の詰まり方を手にとって感じるのはあり!?だと思う。
(賛否あると思うがご勘弁願いたい)

僕は美味い物を見極める能力も生きる力だと思う。
仮に美味そうに見えて買ったスイカが不味くても
自分の見る目のなさに笑える人でありたい。

人の機能は使わなければ衰える。

あるものに特化して結果を求め過ぎると
ここぞという時に誤った選択をしかねないように思えてならない。

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