決断力
ライフスタイル
先日70代の男性が治療中に
“この歳まで生きたらあとはどうなってもええ”と笑って言った。
笑って言うことではないがその言い方や場の空気で
思わずこちらも笑顔になった。
これまでの人生で色んなことがあって平穏になった今
腹がくくれたというか人生のひとつの決断ができたのだと思った。
人生は日々、決断の連続である。
得意先への見積りをいくらにするか
目的地までの道のり右に曲がるか左に曲がるか
外食のメニューを何にするか。
老若男女少なからずこんな決断を繰り返して過ごしている。
決断の速さ、的確性など重要案件を膨大に扱う
アメリカのオバマ大統領や実業家スティーブ・ジョブズ氏は
決断力を浪費しないため決まった衣服しか着ないそう。
何かを決断するということは何かを選ぶことであるが
何かを選ぶとき選択肢が多すぎると真意から懸け離れる気がする。
有名な脳外科医が手術に際し最も大切なのは事前の準備だと言っていた。
あらゆる想定をするのだろうがその中でも幾通りかの優先順位を決めるのだと思う。
直感や経験がものを言うのは二択、三択のレベルで
そこに至るまでの準備が決断には必要なのだと思う。